elsinola
M3-2022秋で頒布したELSINOLAのEP「壁を作る」のライナーノート的なものである。蛇足以外の何物でもないが、こういうのを好きな人もいるだろう。私の覚書でもある。 あなたはこの記事を読んでもいいし、読まなくてもいい。 1.壁を作る タイトル曲。その昔PINK FLOYDはTHE WALLという傑作を生み出したわけだが、このタイトルが少なからずそのアルバムの影響を受けていると言っても過言ではない。世界情勢はその頃と大きく変わっているように見えて、本質的なところはあまり
去る2022年10月30日に東京流通センターにて開催されたM3秋2022に参加しました。会場にお越しの方、弊サークルスペースまで足をお運びいただいた方々に改めて感謝いたします。 ワクチン接種のおかげでイベント開催がしやすくなったこともあり、いつもの活気が戻ってきたように思います。 ELSINOLAとしては総集編盤やコンピレーションへの参加を除けば、5年くらいぶりのボーカロイド盤を頒布しました。総集編盤の再ミックスやら転職やらなんやらで、後回しになっていた曲をようやく形にしま
M3−2020秋にて頒布されたELSINOLAのコレクションアルバム「9 Melodies」のライナーノーツ的なものです。以前の記事に書いてあることも含めて書いていきます。覚書的なものでもある。 あなたはこの文章を読んでもいいし、読まなくてもいい。 【アルバムタイトルについて】 大したひねりはないのだよ。 「9つの旋律」ということで、アルバムには9曲収録しています。 「9 Musics」というよりは「9 Melodies」かなと。サリンジャーの「9 Stories」に
去る2020.10.25にM3-2020秋が開催されました。 例の感染症のせいで、時間帯で人の入れ替えを行ったり、リアルと並行してウェブ上でも開催したり、と様々な試行錯誤を行いながらの開催となりました。 当サークルに足をお運びいただいた皆様には改めて御礼を申し上げます。 今回はいろいろと精神的に疲弊していたり、プリンタのインクが切れていたりして、曲自体はできていたにもかかわらず、準備がぎりぎりになってしまいました。土曜日は移動と前日設営の手伝いのため準備には使えない
購入後に全編(03:25)を視聴することができます。
もうだいぶ前のことになってしまったけれど、コミックマーケット97で頒布したアルバム「幻視のカナリア」の雑記です。いつものようにあってもなくても構わない文章ですが、そういうのを読みたい人もいると思うので。あなたはこの文章を読んでもいいし、読まなくても良い。 コンセプト ELSINOLAの楽曲はいくつかを除いて、ある方向性のもとに創作されています。曲の雰囲気もそうですが、どちらかというと歌詞の内容で説明がされています。少なくともそのつもりで書いています。 どういった世界観
M3-2020春にて頒布されたTuning / Etudeに関する雑記です。あまりこういうのは無くてもいいと思っていますが、読むのが好きな人のためと、備忘録という意味で書いています。ですので、あなたはこれを読んでもいいし、読まなくても良い。 制作は2週間で行いました。合同コンピに参加するために2曲ボーカル曲を書き下ろし(1曲は没になりました)、それを送ったのが2月中頃で、そこからM3のために楽曲の制作を開始しました。当初1曲作れればいいくらいのつもりでしたが、結果、2曲でき
2020.03.02に開催されましたM3-2020春、当スペースにお立ち寄りいただいた皆様に改めて御礼申し上げます。 コロナウイルスのパンデミックを防ぐために、様々なイベントが中止にされていく中、M3は開催されました。参加サークルも自主的に参加を取りやめており、いつもよりは全体の参加者が少なかったように思います。 ELSINOLAは特に何も考えることなく、運営に従う道を選択しました。これについてはちゃんとした理由がありますが、それを書くことは政府批判に繋がりますし、また状
2019.12.31に開催されたコミックマーケット97に参加しました。当スペースまで足を運びいただいた皆様には感謝を申し上げます。前日とはうってかわって晴天に恵まれて良かったです。 何をいまさらという話ですが、書いたまま投稿せずに放置していたのです。 今回新譜として、「幻視のカナリア」は、以前のnoteにも書いたように、これまでに発表した曲のうち、いくつかの曲を集めてミックスを新たに施したコレクションアルバムになっています。収録されている10曲の歌詞に描かれている世界を、
M3-2019秋にて頒布しましたMIND MAPS Iのライナーノーツ的なものです。総集編アルバムなので、すでにどこかで話した内容も含めて改めてここに記録しておこうと思います。あなたはこの文章を読んでもいいし、読まなくてもいい。 これまでにInstrumentals シリーズに収録したMind Mapというシリーズがある。これらはある程度のルールに則って作曲をされている。 1.まずギターあるいはキーボードで、1音あるいはコード1ストローク、色々なエフェクトを使って鳴ら
M3-2019秋にて頒布しましたThink Blue Count Two (Remastered) のライナーノーツ的なものを。音楽に全て込めているつもりですが、それで全てがわかっているというのも、実はただの錯覚だという可能性は否定できない。 あなたはこの文章を読んでもいいし、読まなくてもいい。 そもそもこれが他のInstrumentalsのシリーズと独立しているのには理由があります。 かつて映像を生業とした友人から、趣味で制作する映像に乗せる曲を作ってはくれまい
2019.10.27に東京流通センターで開催されたM3-2019秋にて、当スペースまで足をお運びいただいた皆様に御礼申し上げます。 今回からしばらくの間、過去作の再ミックス・マスタリングをメインにするということで、以前から当サークルのCDを好んでいただいている方には物足りない内容かもしれませんが、通りすがりに立ち寄っていただいたり、試聴コーナーで聞いて足を運んでいただいたりした方々には、新鮮に感じていただいたのではないかと思います。 以前にも書いたように、今回の再編
ライナーノーツあるいは蛇足 1.巡行者P53 伊藤真澄の楽曲をプログレ的であると考えるかどうかで、この曲がポップスなのかプログレなのか分かれるところ。基本的に私が作っているのは「ポップスの皮を被ったプログレ」なので、どちらでも正解なのだが。 コード進行が次々に変わっていくのに不思議と違和感なく聴ける曲になっていると思っている。とはいえ、この曲が最後まで終わらなくて、今回一番ヒヤヒヤした。 曲自体はすんなり出来たが、アレンジの方向性で難航、作詞で難航、マスタリングで難航
C96おつかれさまでした。当サークルスペースにお越しいただいた皆様には改めて感謝いたします。 いつも夏コミは暑さに体力を削られるんだけど、今年は南館の使用やら34への移動が大変やらというのもあって、いつも以上に疲れた気がします。 それはともかく冬コミ(C97)の募集が始まっていまして、とりあえず応募だけしておこうと思っています。 C97からC98は期間が短いというのもあって、新譜を作れる余裕はなさそうなので、休憩をしたいと思います。オリンピックもあるし。とりあえず曲作り
作者によるライナーノートを読むのが好きっていう人とそういうの興醒めっていう人がいて、私は曲に全て込めたと思っているから解釈はご自由に派なので以下の文章は蛇足であるとお断りしつつ、読むつもりの人は備忘録程度のものだと思っていただきたい。普通のライナーノートなど期待するだけ無駄です。 1. REN そもそもこのタイトルも切羽詰まってつけているのであまり意味はなく、あるとすれば音の響きと曲の空気感を合わせてそこから連想してもらえるものに当てはめて曲を聴いていただきたい。この曲でい
2019.04.28に開催された、M3-2019春に参加しました。サークルスペースまで足を運んでいただいた皆様にはこの場で改めて御礼申し上げます。おかげさまで新譜は予定枚数を全て頒布できました。 イベントに参加をはじめてから今回で7年目(のはずです)になりました。昔は春・秋のどちらかしか出ていなかったんですが、ここ数年は両方に出て毎回新譜を出しています。M3では基本的にはインストゥルメンタル曲をメインに曲を作っていて、それが今回で10枚目になりました。多作な方ではないので、