公務員を選ぶインセンティブとは?

2本同時投稿、2本目の記事です。こちらは真面目というか、少し堅い内容になってます。でも一生懸命書いたので読んでください(はあと)


自分は現在就活中の身で、6月頃に一応、一般就職に定めてインターンを探したり業界研究をしたりと地道に……本当に地道にですが就活を進めていました。
けれど先日、書店でたまたま見つけた本にその選択を揺さぶられることになってしまいました。それがこの「公務員という仕事」という本です。

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https://www.amazon.co.jp/%E6%9D%91%E6%9C%A8-%E5%8E%9A%E5%AD%90/dp/4480683763/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=&sr=


公務員として長らく活躍された村木厚子さんが著された書籍で、先々月に出版された、とれたて新鮮な本です(魚かな?)。
そんなことは露知らず、それでもタイトルになんとなく心惹かれて読んだら止まらなくなって、気づいたらレジで購入してました。立ち読みが好きじゃなくて……。タリーズでコーヒー飲みながら優雅に読書しました!!

公務員=退屈、あまり刺激がない]というイメージ(あくまで個人のイメージですので悪しからず)を持っていた自分にとって、その本は寝覚めのメガシャキのように刺激的なものでした。メガシャキ飲んだことないですけど。少なくとも、自分が抱いていた公務員像には一石が投じられたといっても過言ではありません。
しかし前述の印象を抱いているのは決して自分だけではないとも思います。知人に訊いても「公務員=単純作業、安定してるけどやりがいはあんまり感じられなそう」といった旨の回答が多いですし、Googleの検索候補でも公務員って打つと後には「つまらない」とか「やりがいがない」といったワードが続いたりします。
だからこそ、この本が自分の意思に揺るぎを与えることになったわけです。それだけの説得力・訴求力が備わっていると、一読して感じました。

まず印象に残ったのは、「50を100にする仕事」という言葉です。
端的に述べれば、公務員の仕事のコンセプトであり、新たなサービスを一から生み出すより既存のサービスの規模や範囲を拡大していくことの方が主要である、ということです。極めて分かり易い解釈だと思います。公務員の強みの一つは、「公務員」という保証された肩書と、背後には役所や自治体といった公的な組織が存在することだと自分は認識しているので、その視点からみれば、「公的な影響力の大きさ」は公務員ならではの特色だといえますね。

元々知っていたことですが、この本の中でも「自分の名前は残らない」ことが明言されてもいました。そこは公務員の代表的な特徴だと思います。自分の所感としては、正直いまいちワカリマセン……(片言風)。けれど性格的に群れるタイプじゃないので、そういう視座から判断すると自分の名前が少しでも残る仕事の方が向いているのかもしれないです。

少子高齢化」はこの本の中で大々的に取り上げられていました。たしかに国家・地方問わず、最も深刻といっても過言ではない社会課題だと思います。同時に、「少子化」「高齢化」共に公務員の働きなしでは改善しようのない課題でもあるかと思います。
(支払い自体は親に持ってもらっていますが)年金を支払う年齢になってみて、一層この課題の重さを肌身に染みて感じました。なにしろ年金が高い。毎月1万5千を超える額がもっていかれて、その上自分の老齢期にはもらえる保証はないときてます。冷静に考えれば「正気の沙汰じゃないだろ」という台詞が喉まで出かかってしまうような、破綻に向かっている制度ではないでしょうか。
そしてそれだけ深刻に感じたなら、自分が率先して取り組んでいくべきなのか……と思いました。

本の概要はこのくらいにさせて頂きますが、公務員という仕事はやっぱり「マクロ的な仕事」だなと思いました。地方公務員になって地域の方々の声をどれだけ熱心に聞き出したとしても、作成するものは「政策」であることを要求されるので。個々の要望に対処していくにはコストがかかりすぎますね。やはりそれは企業とかの役割になるんでしょうか。知識不足なもので判りかねますが、「共同体」ではなく「個人」に寄り添った仕事をしたいならやはり公務員は違うかなって感じました。
ただそういうジャンル分け、公務員と企業という2軸の対比構造で捉えるってことは色々やれますが、それらが自身の希望を明白にさらけ出す手段になるかといわれると微妙だな、と結論を出しました(少なくとも自分に関しては)。公務員と企業という枠に分割して各々の特徴を見比べたところで、「じゃあどっちがやりたいか」って自身に問い詰めた時に、「どっちも一長一短でよくわからん!!!」と思うんです。思って、しまいます。
選択肢の範囲を限定して、その限界をリサーチしたところで自分の軸は見えてきませんでした。


しかしそれなら、自分の希望や野望を計り知るにはどういった活動に取り組むべきなんでしょうか。上辺じゃなく、本質的で根源的な希望と野望を知る為には。


その答えが道端に転がっていることを微かに期待しながら、今後も自己分析や業界分析に地道な努力を割いていこうと思います。



読んで頂きありがとうございました。

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