プログラミング教育にかける想い
こんにちは、ELOOP運営チームです。
今回は、株式会社ELOOP 創業者の高尾敦代表に取材しました!!
24才にして教育者、エンジニア、起業家としての側面を持ち、様々な経験を積み重ねてきた高尾代表に、プログラミング教育にかける想い、挫折の経験、全ビジネスマンに必要な心得を熱く語ってもらったので、三回に分けてnoteに投稿させていただきます。
ーーーープロフィールーーーーー
高尾 敦
〇経歴
私立海城高校→東京大学農学部
IT企業やスタートアップでの新規事業の立ち上げを経験した後、
教育業界に根ざす「不」を解消するためにELOOPを創業。
〇実績
・大学2年次に大学生限定プログラミングコミュニティ
GeekSalonを立ち上げ、2年半で東京・京都2拠点、計1000名以上にプロダクト開発を通じたプログラミングの楽しさを伝えた。
・私立海城高校、放課後プログラミング講座特別講師。
大学生としては日本で初めてiPhoneアプリ開発の授業を学校で実施。
・「プログラミング教育界の革命児」として東大Umeetから取材を受ける。
〇Twitter https://twitter.com/atsu_tko66?s=20
〇過去のインタビュー記事 https://note.com/eloop/n/n1101f3373112
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Q. 高尾代表は、これまで1000人以上の大学生にプログラミングを教えてきたとのことですが、今のプログラミング学習者全体に対して感じることは?
A.教育指導者としての視点から言うと、多くのプログラミング初心者はアウトプットが圧倒的に足りていない状況です。学んだ文法が実際にどう使われているのか、自分で作って試す場が足りないことに危機感を感じています。
Q.こうした状況を踏まえ、ELOOPのサービス作りで心掛けていることは?
A.プログラミングの初歩の知識を知っても、自分で何を作りたいのか、が明確になっていない学習者が多い。要するに ”WILL(自分の意思)” がないのです。
ただ、そういった「作りたいサービスがないんです」と言う人の中で、スキルが高い人は見たことがないです。
だから、”WILL”がないのは単に自分ができることがまだ不十分なだけであって、自分の”CAN(できること)”が増えてくると、「こうしたい!」という思いが自然と生まれるものだと思います。
教育家は、”CAN”を増やして”WILL”に繋げてあげる仕事なので、その”CAN”が最大化できるよう、サービスの見せ方も含めて今後も改良を繰り返していくつもりです。
Q.高尾代表にとってプログラミングとはズバリどんな存在ですか?
A.これから全ての業界で不可欠となるITというインフラを、自分の頭で正しく理解するための必須のツールですね。
大学生の時、河合塾で大学受験の物理を指導していたこともあり、物理学の魅力を人一倍感じていました。
例えば、Suicaのような非接触ICカードを使って駅の改札を通る時の電磁誘導の仕組みなど、日常で自分たちが当たり前に使っているサービスの仕組みを学び、自分の頭で理解することは非常に大切だと感じています。
プログラミングも同じで、今後ITが全ての産業界のインフラになっていく中で、ITやプログラミングのリテラシーを身につけることは不可欠となります。
それはなぜかというと、そのサービスのユーザーとして、または一つのビジネスを作る際のパートナーとしてそのテクノロジーに関わっていく上で、そのテクノロジーをより理解することが人や社会に対して思いやりを持つきっかけになると確信しているからです。
Q.IT業界の今後の展望をどう捉えていますか?
A.これから産業構造は大きく変化します。これまでは各業界が縦割りで存在していましたが、今後はITが土台のインフラとして不可欠になっていきます。
そうなると、「IT業界」や「エンジニア」という概念は曖昧になっていくかもしれません。
つまり、今エンジニアでない人もエンジニア的な仕事をしていくようになり、垣根が曖昧になっていく。今は英語が必須スキルと注目されているように、プログラミングもビジネスマンの必須スキルになると予想しています。
まとめ
「アウトプットの重要性」、「WILLのベースはCANを増やすことにある」、「今後のテクノロジーとの関わり方」など、教育家としての経験から培われてきた高尾代表の考え方は、これからの社会の大きな変化に適応していくために非常に重要なポイントとなってくると実感しました。
次回のテーマは「高尾代表の人生最大の挫折」についてです。
今後とも、開発課題に取り組むことでスキルを磨くことができるプログラミング学習サービス「ELOOP」をよろしくお願い致します!!
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