2022年10月27日

人生、上手くいかないことは往々にしてある。しかもそれは上手くいかなさそうなことが上手くいかないのではなく、上手くいくはずのことが上手くいかないものだ。たとえば月曜の1限は根気がないと出席出来なさそうなものだが、木曜の2限というのは余裕を持って出席することが出来るはずである。しかし7週目にして2度もこの時間の講義に寝坊して出席を諦めてしまった。1年生の時はちゃんとしていて、月曜1限に寝坊することなんて無かったのだから、こうして朝の11時に目を覚ますと焦りや後悔よりも疑問が真っ先に浮かぶ。「なんで起きれなかったんだろう?」
原因は疑問を抱くまでもなく明確である。寝るのが遅すぎた。ただそれだけだ。今日は朝の6時に寝た。余裕を持たせて9時半にアラームをセットして1度は起きたものの、二度寝をしようと思い10時にアラームをセットした……はずだった。起きて確認してみると12時にセットされていた。どうやら9時半の僕は寝ぼけていて操作を誤ったらしい。睡眠時間確保が厳しい時は一旦余裕のある時間に起きてみて、大丈夫そうならそのまま活動を始めてまだ無理そうなら二度寝をするということが多く、それで大抵は上手くいく。しかし今日のようにつまらない失敗をしてしまうことがたまにある。
7週目にして2度、というのが気がかりだ。このままのペースで行けば14週に4度ということになり、出席数が危うい。楽単だから履修しているのに、楽単だから気が緩んで単位を落としかねない状況になりつつある。今のところ1つも単位を落とさずに来ているのだから、こんなつまらない理由で単位を落とすというのは絶対に許されない。僕にも一応プライドというものがある。
深いため息が出る。そろりと出遅れて始まった10月27日。授業-研究室-アルバイトの豪華3点セットという充実した日になるはずが、授業が削ぎ落とされ研究室-アルバイトになってしまった。残り2つは気張っていこうと思う。


最近、ガムを噛むようにしている。アスリートがガムを噛んでいるのは、リラックスするためであったり集中力を高めたりするためだったりするというのを聞いて、受験期にガムを噛んでいたことを思い出して買ってみた。
プラシーボ効果かもしれないが、確かにガムを噛んでいると思考の中から余計なノイズが取り除かれてスッキリする感覚がある。高校までは授業中にガムを噛むなんてことは許されなかったから、大学の講義中にガムを噛んでみると人の話が入ってきやすいことに気づいて感動した。頭が暇になると余計なことを考えがちだが、「ガムを噛む」という動作に一定量のリソースを割くことでその他全てを打ち込むべき所に打ち込めるのだろう。
アルバイト先の締め作業は、自分との戦いでもある。客がいない暗い店内で、決まった作業をいかに早く終わらせ、タイムカードを切れる状態に最速でもっていくか。もう1年間今の場所で務めており、相当手は慣れているため、自己ベストの更新を重ねて大体自分のポテンシャル、理想のタイムは把握している。(良いのかどうかは知らないが)今日はガムを噛みながら作業をしてみると、タイムはどう出るのかを試してみた。
結果は自己ベスト+15秒。惜しくも自己ベストには届かなかった。ただ、今日は1回引き算を間違えて修正を重ねての+15秒だった。修正には1分はかかっていたので、計算ミスさえなければ自己ベストを大きく更新する可能性があった。「計算の正確さも頭の冴え具合によるのではないか」というのは尤もだが、書類を出して貼ってまとめるといった手を使う工程のスピードは間違いなく上がっており、これは集中力のおかげと言って良いだろう。なるほど、確かに効果はありそうだと思った。閉店後とはいえ労働中にガムを噛むのは不適切だと思い罪悪感が強いので、これから締め作業で、ガムを噛むことはしないつもりだ。だが、日頃の課題処理や勉強中、聴講中にはガムを噛むのも悪くないと感じた。QOLを上げるアイテムを1つ手に入れたらしい。

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