2022年11月13日

結局昨晩から寝ずに過ごしてしまった。朝6時半。外に出てみると家の裏の川の上に霧が立ち込めており、幻想的な景色が広がっていた。僕はこの眺めが好きだ。肺に新鮮な冷たい空気が入ってくる。冬はつとめて。本当にその通りだと思う。まだ秋だが。
小腹が空いたのと、夜は雨予報でスーパーに買い物に行くのが億劫になるだろうと思いコンビニへ向かった。雀が朝を祝福するかのように跳ねる声で鳴いている。部活だろうか、少年がこんな時間にもう駅へ向かっている。健康に気を遣っている老爺がジョギングをしている。各々の朝が澄んだ空に吸い込まれている。僕はというと、そんな彼らの当たり前の朝とは違う、間違った朝を過ごしている。いったい何をしているのだろうか。本来ならこの時間は寝ている。ちゃんと夜までにやることをやって、その疲れを癒しているはずだ。それなのに何も出来ず、生活リズムが崩れ、どうしようもなく朝に迷い込んでしまっている。もういい加減にしないと、手遅れになってしまいそうだ。朝日を浴びると眠気が取れるらしいが、反対に現実を突きつけられて眠くなってきた。短い睡眠で今日をやり過ごす。帰ってきて、床につく。

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