2022年11月14日

今日も今日とて生活を間違える。一通り最低限の課題をこなして、日課のランニングをして、大学の登校まで寝られる時間はわずかに1時間ほど。20分仮眠に再度挑戦し、何とか1コマを受けてきた。確かに眠くはならなかったが、体力の限界をゆうに超えている。もう一度20分睡眠を取って午後に備えたい。


非常に小さなことで喜んだり、悲しんだりしている。今日は喜んだ日だ。感情は、もっと尊大なものだと思っていた。すごく良いことがあり、すごくそれを大事そうに抱きしめて、それで幸福を実感するものだと思っていた。しかし最近の僕は、すごく小さな情動を、いやに丁寧に手のひらで掬いあげ、それをじっと見つめることで幸福を実感している。反対に悲しむ日だってそうだ。世界に裏切られたかのような大悲劇なんてものは無くとも、本当に些細なことが僕の心に小さな傷をつけ、不思議なことに洗えど洗えど血が止まらない。カミソリ負けみたいな不幸を何日も何日も引き摺り、僕はダメだと地の底まで萎える。幸福にしろ不幸にしろ、小さなことを大袈裟に享受して僕の心臓はリズムを変えて跳ねている。
そんな調子だから、今日は体力を完全に使い果たしたが、心は潤沢なままである。瞬間の出来事を脳の中でリフレインさせてガムのように味わっている。3日は生きていけそうだ。絵にならない1日だったが、僕はこういう1日が大切だと思う。僕にとってだけ映える1日。欲張りだから、毎日こうであってほしいとか、祈ってしまう。

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