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【広報コミュニティELspot+】24年10月開催レポート

ELNETが運営する【広報コミュニティELspot+】の10月開催レポートをご紹介します。
(ELspot+ってなに?広報コミュニティ?という方は、ぜひ以下のnoteをご一読ください!)


テーマ:2025年の広報戦略設計にむけた2024年の振り返り/業務棚卸し

今年もあと2か月となりました。ちょうど今頃は、2024年の広報活動の実績を振り返り、2025年の目標設定を行う時期ではないかと思います。
そこで10月は「2025年の広報戦略設計にむけた2024年の振り返り/業務棚卸し編」をテーマに交流勉強会を行いました。

今年1年の広報活動の成果はいかがでしたか。新しい発見や出会いはありましたか。来年の目標や課題はどのようなことでしょうかーー。

各社の振り返りを持ち寄り、共有・議論しました。また、日頃、業務に追われてなかなかできない「振り返りの方法」や「目標設定の方法」についても、実際の事例を紹介しながら、各社で取り組んでいることを共有しディスカッションしました。

1.事前レクチャー

グループディスカッションの前に「広報戦略の立て方のセオリーとは?」「【事例紹介】広報活動の振り返りの工夫点」について、ELspot+運営担当の北村より紹介しました。

① 広報戦略の立て方のセオリーとは?

  • 最終的に到達したいゴール(KGI:Key Goal Indicator)から逆算する

  • 目標数値(KPI:Key Performance Indicator)は自社でコントロールできるものを設定する

  • 目標数値はあれもこれもではなく「本当に重要なもの」に絞り込む

  • 目標は「自分たちの気持ちが乗る!」「自分自身のモチベーションが上がる」ものにする

  • 目標は「行動目標」「露出目標」「成果目標」の3種類に分ける

②【事例紹介】 広報活動の振り返りの工夫点

  • 広報活動は定量化が難しい反面、思いをストーリー化しやすい

  • 数値で表しにくい定性的目標の場合は「晴れ・曇り・雨マーク」などで表現してもいい

  • 上司評価だけでなく、チームメンバーにも評価してもらっている(360度評価)

  • 会社目標や事業目標がわからなかったら、役員に直接聞きに行く。そうすれば、役員とのリレーションもできる

2.グループディスカッション

その後、グループに分かれ、「2024年広報計画を振り返ってみて…」「日々の振り返りのやり方・活用法」「目標の決め方と追い方」について話し合いました。

ディスカッションを通して、次のような議論や新たな気づきがありました。

  • 広報目標設定については、「メディアへの発信数や掲載数」「広告料金換算値」(アウトプット)だけでなく、その先にある「株価への影響」や「ブランド価値向上」(アウトカム)が重要な目標だということを、改めて思った。実際には効果測定が難しいが…。

  • 来年度の広報計画を立てる上で、改めて「広報のお客様は誰なのか?」が必要だということを話し合った。それは、商品を購入いただいているお客様なのか、株主としての投資家なのか、社会貢献・地域貢献の面では市民や地域の方々(ステークホルダー)なのか、…。広報としては幅広い方々のことを考える必要があると感じた。

  • 同じ「広報目標の立て方」「広報活動の振り返り」といっても、その内容は各社各業界によって異なることが分かった。違いが分かることで、自社で新たに取り入れるべきことも見つかった

3.参加者の感想

最後に、交流勉強会に参加した感想をうかがいました。皆さんからは次のような感想がありました。

  • 業界が違うからこその刺激的なお話をうかがうことができました。自社にはない視点に気づくことができ、とても有意義な時間でした。

  • 「振り返りシート」のサンプルは、自分の活動内容を俯瞰して捉えることができるのでとても有効だと思いました。実際に使ってみて、上司に見せたいと思います。

  • これから来期の目標設定について考えないといけない時期だったので、すぐに生かせる内容でした。具体的な「振り返りの方法」「目標・戦略の立て方」は、とても参考になりました。早速、自社で共有したいと思います。

ELspot+は、広報歴や業種にとらわれず、誰でも参加できる広報コミュニティです。ぜひお気軽にご参加ください(^-^)

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