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美術展まとめ_2020 ③

*2020年12月17日にTumblrで掲載した記事の再掲載です。

2020年に行った展覧会の中で、個人的に極めてグッときた展覧会に関して記録しています。この記事では、下記2つの展覧会について駆け足で記録してあります。

竹内栖鳳《斑猫》とアニマルパラダイス /山種美術館
琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術 /アーティゾン美術館

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竹内栖鳳《斑猫》とアニマルパラダイス /山種美術館

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【全体】
初めての山種美術館。初めて日本画の展示を観に行った。かわいらしい動物画なら初心者でも楽しめるだろうと思って行ったけど、日本画は沼。西洋画とは真反対なタイプだけど同じ沼。かわいい動物というカジュアルな切り口で日本画の良さを知ることができるいい企画展。

【一番推しの作品】
西村五雲《白熊》
サイズが171.5 cm x 115.5 cmもあって迫力があった。一つの画面に色々な白色があって見てて飽きない。背景の氷山の水墨画みたいな白黒と、あのもわもわとしたぼかし、どうなっちゅん。とても良い。

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【おまけ】
私が行った時がたまたまなのか、おじいちゃんおばあちゃんが多かった。全然若い世代も楽しめる内容だったから、山種美術館を皆よくチェックしよう。

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琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術 /アーティゾン美術館

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【全体】
初アーティゾン美術館。日本画と西洋画の組み合わせとか絶対アツい企画展。琳派から印象派へ切り替わる流れが絶妙な配置だった。

【一番推しの作品】
尾形光琳《孔雀立葵図屏風》
豪華絢爛の極み。立葵の縦線と孔雀の丸みの対称感がいい。立葵側の色味が好き。
これが和室に衝立?襖?としてあったら感激で震えちゃうだろうなって過去に思いを馳せてみたりした。

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【おまけ】
琳派とか中学の資料集で見たきりだったけど、基礎知識を丁寧に解説してくれたからとても助かった。デバイスの位置情報と作品解説が連動するアプリを初めて活用して感動した。さすがブリヂストンつよい。

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初めて行った美術館たちでした。日本画は難しそう(私はwabi-sabiを感じ取れるのか?)という先入観で遠くから様子見していたけれど、この親しみやすい切り口の展示をきっかけに良さや楽しさを感じられてよかった!沼!


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