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【療養生活日記】(3)ワクチン接種

 基礎疾患を持つ自分は退院後から主治医に1日でも早くCovid-19のワクチンを打つようにと言われてはいた。しかしながらよその自治体と違い横浜市は人口も多いのか職務が怠慢なのかは知らんがワクチン接種券が送られてくるのがとても遅かった。多分大所帯だから行き届かないのだろうが、地方の村などではワクチンがだいぶダブついているようで未成年にまで接種が行われていた。それを見るにつれ焦りのようなものさえ感じていた。

 僕はワクチンについては現状では至らぬ点や不安は多々感じるもののそれしか方法はないと考えている。接種に対しても消極的ではあるがいずれはしなければならないものだと思う。拒否はできてもそれは賢明な事ではないだろうし、ましてや他人に接種を拒否する様に唆すような行為は反社会的な行いだとも思っている。それは集団免疫という目的を阻んでいるからだ。そしてこの集団免疫こそが今の段階でCovid-19に太刀打ちをする唯一の手段だからだ。あの天然痘を絶滅に追いやったのもこの集団免疫あってのことだ。

 ただ一つ今回に限っては完全なるワクチンがまだ出来上がってもいないのに接種を急かされる。ここに抵抗感があると思う。得体の知れぬものを体内に接種することは誰だって嫌だと思う。

 とまあ、固いお話はここまでにし、自分の場合はます高齢の母のワクチン予約から始まった。難しくて使いにくい上にいつも定員いっぱいで受付終了になっている横浜市のオンライン予約システムを根気よく使い続けてやっと予約が取れた。接種会場さえ選ばなければ早かったが移動が少ない区内限定で検索したのがそもそもの間違いだったかも。よその区と比べても指定会場や病院がすくなかった。

 さらに自分の時ともなるとオンライン予約のできる会場は自分の住む戸塚区には1つもなくなっていた。さすが非文化クソ田舎の戸塚区だと呆れる。

 そんなわけで母は区内で、僕はよその区の会場の予約が取れた。ちなみにこれを書いている段階で母は二度目の接種も完了し、特にこれと言ったトラブルもなさそうである。

 一方の自分は一回目の接種は先月終了。場所は我が家からはだいぶ遠いがかつては教育委員会があった場所で馴染みもある。歩いて15分くらいで中華街にも行けるので接種後は中華街でお昼をと邪な計画を立てていた。

 ところが東京2020のおかげで会場の横浜公園は閉鎖され、迂回路を歩いたので中華街までは40分もかかる始末だった。歩きすぎですっかり腰が痛くなり散々な目に遭ったが中華街での食事は忘れられないものになった。

 その日の晩から次第に熱っぽく感じ、夕飯時に体温を計るとその時は平熱、食後大事をとって早めに寝たが、夜半に目が覚めた時には明らかに平熱ではない発熱とどうしようもない倦怠感に襲われる。この時に計った熱は37.6°C。熱もさることながら倦怠感が酷かった。ここでトアラセットを飲んで再び寝る。

 朝になると熱は下がっていたがまだ倦怠感は残っていて、結局接種後24時間くらいまでは体のだるさは続いた。よく言われている腕の痛みは痛くてたまらないと言うことはなく、それほど感じなかった。しかし倦怠感だけでも結構辛かったと言うのが正直な感想。

 以上が個人的な一回目ワクチン接種後の様子でした。最後に事前に調べたことや接種会場で聞いた話を紹介するが、もしかしたら不確かな情報も入っているかも知れない。

 まず熱が出たら解熱剤で下がると言う情報は結構伝わっているが、厚生労働省では熱が出てから解熱剤を飲むように呼びかけている。解熱剤の先飲みは効果がないと明記されている。

 解熱剤は市販のものでも病院で処方されるものでも構わないが、ジクロフェナクナトリウムの類は避けるように言われている。と言っても飲み薬でジクロフェナクナトリウムと言えばボルタレン錠くらいしか思いつかない。

 ワクチン接種時の問診で薬歴を問われるが、一番注意しているのはキシロカインを使っているかどうからしく、高確率で異常が発生すると言う話を実際に聞いた。薬歴を問われた時心当たりがある人は相談すべき。キシロカインは歯医者や耳鼻咽喉科などで用いる局所麻酔薬や、虫歯の痛みを抑える薬などとしてよく用いられている。

 ワクチン接種が気になる人に参考になると幸いだが、最後は自分で決めることでもあるのていつ接種を受けるか、それとも受けないのかの判断は周囲の雰囲気に流されない方がいいと思う。

 しかしながら先述の通り他人にワクチンを拒否させるよう煽動する事は反社会的な行いだと思うのでそれだけはしないようにしてもらいたい。

 来週は自分も二回目の接種があり、二回目の方が副反応が出ると言う話は聞いている。一回目で既に出たのだから既に覚悟はできているし、鎮痛剤ならたくさん持っているので備えたいと考えている◾️

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