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健康診断前に3ヵ月間ジムに通ってみたところ

私の勤める会社では、毎年4月~6月に健康診断を受けるよう通達が来る。
去年の健診で、私は初めて「検査に引っ掛かる」という屈辱(?)を受けた。
悔しかった私は、自分の健康改善計画を進めることにした。
そして1年かけて、そこそこ満足のいく結果を残すことができた。
これは壮大なる自己改造計画の軌跡である。

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まず1番の問題点の1つは、去年の肝臓の数値が異様に悪かったことだ。
お酒を飲まない私がどこよりも初めに肝臓で引っかかるなんて有り得ない。
そこで色々調べた結果、おそらく髪の染めすぎだと仮定して、ひとまず髪染めを一切やめてみることにした。

そして体重の増加、BMI、体脂肪、腰回りのサイズ。
3度の妊娠・出産を言い訳にして、ダイエットも面倒臭いし、子育てのストレスで甘い物くらい食べたっていいじゃないという大義名分のもと、独身時代では有り得ない数値を記録していた。
食事制限をしてみたり、置き換えダイエットをしてみたけど、もはやそれでは数値の改善は不可能だと悟った。
なので、近くのストレッチ専門店に通うことにした。
(そう、自分で努力するのはあくまでも最後。面倒臭い)
ところがストレッチ専門店は異様に高い。
それ相応の効果は認めるものの、毎週通い続けるには高すぎる。

そこで食を見直そうと、おやつをナッツに変えた。
色々試して、他より高いけどおいしいナッツを見つけた。
(くるみが入ってないところがまたポイント高し)
しかし、私は自分がどんどんナッツ貧乏になりそうな気がして底知れぬ不安を感じるようにもなっていたのだった。

そして次に、夫が10キロ減の効果を出していたファスティングに挑戦してみた(ナッツ代節約も兼ねて)。
夜の19時以降は何も食べず、そこから16時間開けるのだ。
だけど個人的に、コーヒー(ミルク入り)と朝の紅茶ミルクティーはやめられない。
朝のミルクティーは寝起きの体に心地よく、紅茶の香りとミルクの甘みがささやかな癒しを与えてくれる。
毎朝、ミルクと相性抜群の色んな香りの紅茶を選ぶのも楽しみの1つだ。
そしてコーヒーは私の親友だ。
病めるとき以外は、健やかなるときも、イライラしてるときも、悲しい時も、疲れてるときも、いつだって私のそばで見守ってくれる心強い味方なのだ。
子供たちが寝た後、コーヒーを飲みながら静かにTVを見たり、自分の時間を過ごすことが至福の時だ。
というわけで、固形物は食べないことはできるけど、ミルクを飲んでちゃ大して効果は上がらず…そうこうしてる間に、年度末がやってきた。

2022年3月。翌月には健診の通達が来るはずだ。
私はつい最近撮ったばかりの写真を見ていた。
……た、たくましすぎる………
子供を抱っこするのだから二の腕は筋肉がついて引き締まっていてもよさそうなものだし、毎日ハードに子供たちの保育園や習い事の送り迎え、土日も積極的に外出してるのだからスラッとしてもよさそうなものだが、なぜか肩や腕のあたりが丸々としていて逞しい。
だから私は、とうとう最後の手段に出ることを決めた。
そう、最後の最後まで避けて通ってきた最強にして最大の面倒臭いアレ。
ジ・ム 。
決め手は家から超絶近いこと、月4千円もかからないこと。
嫌なら3ヵ月後にやめればいい。
とにかく今は、健診における実験を続けなければいけない。
というわけで3ヵ月間、週5~週6ペースで通い始めた。

そして6月末の健診を受けて、2~3週間のうちに郵送されてきた検査結果に、個人的には大変満足。
肝臓の数値も健康レベルに戻り、去年はギリギリセーフだった箇所も持ち直している。
体脂肪もかなり減ったようだ。
今回の実験で収穫だったのは以下の3つ

①35歳を過ぎると食事だけでは健康はコントロールできない
②走るのは結構気持ちいい
③検査結果は良かった、体脂肪も減った、でも体重は一切減らない

③に関しては、脂肪が筋肉に変わったのでは?と慰めてくれる人も多いけど、絶対にちがう。本当に減らないのだ。
なので、自分史三大ミステリーの1つに加えることにした。
それからジムは続けて通うことにした。
頭を空っぽにしてひたすら足を動かして走り、思い浮かんだことに次々思いを巡らせてみることは考えの整理にもなるし、気持ちも切り替えやすく、汗をかく以外の副産物が私にとっては尊いことがわかったからだ。
走ることによって血の巡りもよくなり、体が逆に軽くなる体験もとても興味深い感覚だった。
そうやって続けていれば、いずれ少しは体重も落ちるだろうと信じて、私は来年の健診に向けて次の実験へ駒を進めようと思う。

題して『野菜で人はどこまで健康になり得るのか』
私は今、青汁を毎日飲んでいる。

#やってみた大賞

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