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「だが、情熱はある」を観て30代主婦が刺さったこと

【だが、情熱はある】という日テレ系春ドラマのワンシーンが、34歳主婦の胸をえぐるように刺した。
山里亮太さん役の森本慎太郎さんが、高校の進路希望用紙の欄に「何者かになる」と書いたシーンだ。その後両親にも「何者かになりたいんだ!」と芸人への道を懇願した。
思考を紙に書き、それを声で誰かに伝えるというのはすごくエネルギーのいることだと思う。そのエネルギーが伝わってくるようだった。

そしてまさに「何者かになりたい」というのが私の胸にグサりと刺さった。
主婦で整理収納の資格を持ちながら家事代行を毎日3時間だけこなす私は、何者でもない。誰でもできる仕事を、“信頼”のみで続けさせてもらっている。

次女の託児が始まったことで、好きなことを仕事にし始めた昨年6月。私にとって小さくスキップするようにワクワクして一歩前進したことではあった。
まもなく1年が経つが何も変わっていない。家事代行は50名以上の方がキャンセル待ちをして下さっていて、申し訳なさも感じながらリピーター様とストレスなくのほほんとお仕事させていただいている。

でもこのままではイヤだな。もっと変わりたいな。と劣等感のようなものが日を増すごとに増えている。

では、私にとっての「何者」とは。
それは“一つのことに特化した人“として認識されることだ。
※例
「芸人」ではなく“芸人の中の嫌われ役といえばこの人“
「ファッションインフルエンサー」ではなく“150cm以下の骨格ナチュラルといえばこの人”

現在の私は「北欧式整理収納プランナー」「家事代行の人」。そういう方は五万といる。この二つを掛け算したことが家事代行のご依頼に繋がっていると実感はあるが、ここからもっと自分のポジションを絞りたくて考えてみた。

家事代行で整理整頓をする時に、必ずと言っていいほどお客様がお困りになっていることは何か】を挙げてみる。

①ものを手放す方法
②時間がないこと
③衣類の管理方法
④料理を楽しめないこと
⑤書類の管理方法

この中で私が1番惹かれたのは③。その理由は長くなるので別に書くとする。かなり生々しくなるので嫌われるかもしれないが。

生前整理にも興味はあるが、生前整理アドバイザーも日々増えている。自分が何者かを語るには薄い。(あくまで私にとっては、ということをご容赦願いたい)

結論として、「衣類収納といえばこのアカウント」というところまでSNSを育てたいと思っている。
実際に収納用品を購入比較できるのは個人事業主の強みだ。経費という味方がいる。一次情報としての知識が増えれば、今の家事代行のお客様にも間違いなく還元できる。もっとマニアックにお役に立てる仕事がしたい。

この「何者か」にこだわるのも通過点に過ぎないのだろう。何者かになれたら次は「カテゴライズされてたまるか」のフェーズに移るかもしれない。その時はその時また考えればいい。

情熱はある。




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