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「自分は仕事ができない側」だと落ち込んだ時は

夫の仕事がつらそうだ。
「自分は仕事ができないタイプの人間だ」とLINEが来た。
気が効く方ではないが、頭の回転は早いし冷静なタイプなので私は全くそうは思わない。
ただ社会において「気を効かせる」というのは大事なコミュニケーション力なのかもしれない。どんなに賢くても、相手によって順応できるコミュニケーション力がないと「仕事が一緒にやりにくい人」に分類されてしまう。

夫はおそらくシングルタスク型だ。
マルチタスクのように、同時進行でいくつも仕事を並行したり、全体像を想像することは得意ではないと思う。家庭での様子で分かる。
1日の流れを、子供の機嫌・明日の予定・家事の進み具合などを一括考慮して見ることができない。「これをするなら、ついでにあれもこれも用意しておこう」とか、10個先までやるべきことを考えてから効率重視でコロコロと順序を変えるというようなことも苦手なようだ。

ではどうすればいいのか。
マルチタスクと言っても、結局はシングルタスクの集合体だ。つまり対策は簡単。とりあえず2つ対策をご紹介する。欲張らずにまず試してみよう。


手持ちのシングルタスクをすべて書き出す。長期的タスクも、短期的タスクも洗い出し、その中で今週するべきことをピックアップする。付箋に書きデスクに貼り付け、できたものから外したり、順番を入れ替えたりすれば良い。
かかる時間と重要度で優先順位をつけ、自分のもつ業務を可視化する。付箋を色別にしても良い。
例:緊急事項は黄色・急ぎでないけど重要事項はピンク・急ぎでないし重要でもない(明日でOK)は水色


時間でも区切る。マルチタスクの私は一度に色々と手を出してしまうため、制限時間を15分などと決めて1つのことを行うようにしている。
VOICYの1コンテンツ分にすることもある。私が愛聴しているパーソナリティさんは1コンテンツが15分前後の方が多いので、「この人のチャンネル聴き終わるまでに〇〇終わらせる」と決めると捗る。
仕事となると60分くらいが適正なのか。それも実験的に色々な時間でやってみる。

これは完全に夫贔屓ではあるのだが、そもそも「自分は仕事ができない人間だ」と部下を落ち込ませるだけの上司はいかがなものかと思う。
(叱られた後の‘落ち込んでるアピール‘は会社ではもちろん論外であるが)
大きな会社であるほど、個々の特性に合った仕事を回してもらうことは難しくなるのだろう。○○課があって部署があってグループがあってさらにその中でも仕事は細分化される。単純な一対一の交換条件にはならないから。だからこそ、心のケアはきちんとして欲しいと願っている。
苦手な人や業務にぶつかる日々に、心が忙殺されることのないように。

4月、皆さんは大丈夫ですか。

3〜4週目あたりはどっと疲れが出る。心も体も癒してあげよう。

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