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言葉に触れる機会

静岡県南伊豆町にあるゲストハウス、ローカル×ローカル(以下、L2)でインターンを始め、はや3週間。帰宅日である8月9日まで、あと10日となってしまった。ゲストハウス業務、ゲストさんとの会話、南伊豆の方々との交流…。どれも充実しているからこそ、時間は足早に去っていってしまう。

帰りの特急を調べ始めたり、インターン課題の、卒業パーティーの準備を進めたり…。刻々と終わりが近づくのを感じつつある今日この頃。
正直言うと、とても寂しい。終わりがなければ、ずーっと過ごしたいくらい、素敵な人がたくさん暮らす町、それが南伊豆町だ。

そんな町のなかのゲストハウスで働き始めたが、想像もしていなかったことが起きた。

それは、思ったよりも、外国人のゲストさんが多いということだ。2日に1回くらいは、外国語を使う機会が訪れるような気がする。
ゲストさんの出身地は、フランス、韓国、ドイツ、オーストラリア…など多種多様。もちろん、日本語を話せない方もいる。そのため、自ずと英語を使う場面が増えているのだが。

大学時代の語学力はどこへ行ったのやら。

私はめっきり、英語を話せなくなっていた。英語で話しかけたくても、「flower water in your room」みたいな、思いつく単語を次々に述べていくスタイルになってしまう。ちなみに、これは部屋の水やりをしたいと伝えたかった。冷静になれば綺麗な文章を話せるんだけどね、というのは負け惜しみである。

アメリカに留学もしていたのに。語学を教えてくれた先生に、申し訳ない気持ちがいっぱいだ。


できないことが積み重なると、心がいっぱいいっぱいになる時がある。人にはできて、自分にはできない、という状況なら、なおのこと"どうにかしないと"という気持ちが生まれてしまう。それは焦りや不安や緊張につながり、やがて自己否定に変わる。なんで、自分はできないんだろうって。

私にとっての英語も、そんな存在だ。留学時は話せていたはずなのに、今はまったくできない。日々やり続けなければ、するすると記憶から抜けていってしまう。使わなくなった瞬間、猛スピードで英語が話せなくなっていった。一度できていたものができなくなるという現実は、未経験のものごとができない、ということよりも、より悲しい気持ちになってくる。

そして何よりも悲しいのは、意思疎通が上手くいかないことである。相手がせっかく話してくれたのに、意味が分からない。だから話を分断させて調べる。そんな過程が、とても悔しい。

だから、もう一度ちゃんと、英語を学びたい。
相手の発言の意図を汲みって、いい返しができるように。相手がもっと話したくなるような人になるために。

強烈な眠気が襲ってきたので、今日はここらへんで。

2023/07/30





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