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カナダ留学生のつぶやき〜みんな、セクハラ注意やで!〜

こんにちは。エリーです。
トップ画はモントリオールの美術館にある
マリーローランサンの絵画。
パリのオランジュリーの地下階にはマリーが
ココ・シャネルを描いた絵画がありますので
行かれた際はぜひご覧ください(笑)

さて、タイトルにもりますが、
今回はカナダに来る女子に
ぜひ気をつけてほしいこと・・・。
それは身体的接触・セクハラについてです。

結論から言うと、はっきりは言いかねますが
「アジア人女性をそういう視点で
見ている人間が一定数いる」

とだけ言わせていただきます。

そういう視点とは?
「英語がわからないからNoと言わない」
「被害に遭っても声をあげない」
「性に関する仕事をしている」
といった感じです。

基本的には日本以上に北米では
「嫌なことは嫌と言う」という教育が徹底されていること
セクハラ防止に関して大学内や就職時の研修で講義を受けること
など、被害・加害を防止するために尽力している印象があります。

ところが、トロントに引っ越してから
不快に思うことが複数回あったことや
カナダ人の同僚と話していて感じたことがあったので
記録に残しておこうと思いました。

※ただし、もちろんアジア人に限ったことではなく、
全世界の女性全員が気をつけなければならないことです。
ただ、カナダに来てから
自分が「アジア人だ」と強烈に感じるから
(区別されているように感じるから)
その気持ちが文面に載ってしまうかもしれません。
あらかじめ、ご了承ください。

ーーバスから降りて声をかけられる
 
 トロントへ引っ越した当初、バスや地下鉄の
路線の具合が分からず、キョドキョドしていたことが
原因だろうなと思います。

①バスを降りて、乗り換えのバス停で待っていたところ
「Can I hug you? (ハグしていい?)」
と急に黒人男性に声をかけられました。
即答で「NO」と言ったらすぐに引き下がりましたが、
想像するに英語が分からないアジア人に声をかけて
過去に何度か成功しているんだろうな、と思いました。

②また、別の日には白人男性に
「Where are you going?」「Why?」
「I am an artist. I wanna draw you someday, so 
can I get your Instagram?」
と急に声をかけられ、綺麗な顎の形をしているねと
顎を触られました。これには本当に驚きました。
友だちですら突然そんなことしないと思います。
本当に気持ち悪かったので、もちろんインスタは
友だち申請拒否・ブロックして、
しばらく時間をずらしてバスに乗るようにしましたが、
本当に嫌な経験でした。

③ボブの長さに髪を切ってから、
ある日バスに乗っていると黒人男性から
「お前は女か?男か?」と言いながら胸を触ろうと
コートの肩周りを複数回撫でられたこともありました。
もちろん「Don't touch me」とはっきりと言い返しましたが、
面白がって繰り返し触ろうとしてきました。
睨みながら再度言い返すと引き下がりましたが、
残念ながら周りの人は助けてくれませんでした。


ーー職場にて
 レストランで働いていると前にご紹介していましたが、
この時はお客様からの身体的接触でした。

④お会計を済ませ、席から立ち上がった白人男性のお客様。
片腕を広げて近づいてこられたので、
ハグかしら?と思って無防備にしていたところ、
横から肩を抱き寄せられました。
内心「きんも!!!!!!」と思ったので
首から上を反対側に反らせたが間に合わず、
耳元でビズゥを数回
されました。
男性客が謝ることはなく、言い訳。
「ケベック出身だからねー!またね!」

「ゴリゴリのカナダ英語喋っといて
何言うてんねんこのセクハラおやじ。」
「フランスではそんなキモいビズゥせぇへんど」と舌先まで
言葉が出ましたが、お客様だったので言えませんでした。
別のテーブルの男性客が「なんとか避けたね」「あれはだめだ」
と言ってくださいましたが、
不快だったことには変わりありません。

ーーカナダ人同僚と話していて初めて知ったこと
⑤数々の5つ星ホテルで勤務経験のある同僚が教えてくれました。
もちろん全員が全員そうだという訳ではないと言いつつ、
ホテルのロビーで若いアジア人女性が
綺麗に着飾って一人で座っているのを見ると
「お客さん」を待っているのかなとまず思うそうです。

「でもそれって日本人女子じゃないでしょ〜」と私が言うと
「でも俺たちはその子が日本人なのか
韓国人なのか、中国人なのかは分からないよ。」
アジア人の女の子という括りだよ」と。

「確かにカナダ人には区別はつかんわな」と思うと同時に
「いや待てよ、国籍は関係ないやん」
「アジア人女子はそういうふうに
見られている可能性があるんや」
という事実に
大きなショックを受けました。


 日本国内では幸いなことに
セクハラのような嫌な体験はしませんでした。
公的機関で勤め、いわゆる男女の給料差も経験せず、
男女の機会均等のもと、のびのびと仕事をしていました。

 フェミニストのつもりはありません。
 ただ、カナダに来て初めてセクハラを経験し、
非常に残念な気持ち、不快な気持ちと、
腹立たしい気持ちと、億劫な気持ち…
本当に複雑な思いで日々生活しています。

 同じ日本人、いや全世界の女子には
NOと思ったらNOと意思表示してほしい!!
はっきり言えなくてもいい!
避けるだけでもいい!
睨むだけでもいい!
自分の気持ちを大事にしてほしい!

 と同時に、

 未然に防げるように背筋を伸ばして
顎を引いて前を見据え、堂々と街を歩こう!
「弱そう」に見えると必ずターゲットにされます。

 

 私ももっと知恵をつけ(笑)、英語をもっと練習して
自信を持って話し、背筋を伸ばして堂々と
自分らしく生活していきます!


〜本日のつぶやき〜
 Girls!Let's GOOOOOOーーーー!!!!

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