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大人の塗り絵をふたたび

3年ほど前に大人の塗り絵を初めてやってみました。流行っていたので面白いかなと思ったのです。無心になりたかったということもあります。その時選んだものはストーリー性があるもので、お城もあって可愛いし、絵本のようでした。

でもいざ塗ってみるとなかなか難しくて、考えなくてはいけないことがたくさん出てきました。例えば夜の風景です。何も考えず、いろいろな色で建物を塗っていたのですが、よく見ると空に月が。

夜だったの?とガックリ。夜なんてどの建物も黒でしょ、と思ったらなんだかやる気がなくなりました。何色で塗っても自由なのですが、私の頭の中では夜=黒です。仕方がないので空だけ黒くざっと塗りました。

ストーリー性があるのも曲者です。絶対にこの色ということはないのですが、同じお城は同じ色がいいですよね、多分。その方が絵本のようになります。いくつかのお城があるのですが、同じお城が違う角度で出てきたので、またこれ塗るの?と飽きてきました。

結局何色にしたかなと戻ってみる作業が面倒になり、やめてしまいました。考えすぎたのでしょうね。何色でも自由にすればいいのに。私も頭が固かったのです。

今また何だか塗り絵がしたくなり、今度はストーリー性があまりない「ねむれる森」を買いました。著者はジョハンナ・バスフォードです。この著者の塗り絵はとても人気があります。

「ひみつの花園」にしようかと思っていたのですが、書店には置いてなかったのです。ネットではなく実際に見て決めたかったので、置いてあるものの中から選びました。

今3ページ目を塗り終わりそうなところですが、買ってよかったです。割と細かい絵なので塗りむらも目立たず、上手に見えます。お城も出てきますが、つながりはないので何色でもかまわないし、そのページだけに集中できます。

森なので普通に塗ったら緑系ばかりですが、何色でもあり、と思わせてくれました。色とりどりに塗ると気持ちも明るくなります。暗いページがあってもいいかもしれませんね。アクセントとしても。

今の塗り絵が楽しいのでしばらく続けるつもりですが、以前やめてしまった塗り絵をもう一度見直しました。数ページしか塗っていませんでしたが、意外にも割と上手に見えました。

塗り絵はどう塗ってもそれなりの味が出ます。他の人たちが塗ったものを見ると、夜の風景も青い感じできれいに塗ってありました。夜の感じがよく出ています。見たままでなくてもいいということを教えてもらいました。

他の人たちの作品を見るのはいい勉強になりますね。参考にさせてもらっています。


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