見出し画像

Re:vaundyのチケットが用意できました。

いつも大変お世話になっております。
表題の件、確認致しました。

チケットご用意いただきありがとうございました。
大変有意義な時間を過ごしました。
以下当日の内容でございます。お手隙の際ご確認いただけますと幸いでございます。

—————————————————————————-

近すぎて申し訳ない。



近すぎて申し訳ない。
隣にいる後輩に向かって私は二度伝えた。

その後輩はまさか自分が当てたホールワンマンで前から二列目の席を勝ち取ったことが信じられないような表情で、開演数分前に発表された座席表の前で放心していた。
もちろん私も飛び上がるほど嬉しかったのだが、自分よりもそのアーティストのことが好きであろう大勢のファンの視界に私の後頭部がヌルッと入り込むことが申し訳なかった。
それにしても距離が近すぎる。学園祭?

今年、紅白歌合戦にも出場するほど人気急上昇中のアーティスト「vaundy」が渋谷でホールワンマンを開催した。22歳にしてCM起用曲やドラマ主題歌になるような曲を続々と生み出し、そのキャッチーなサウンドで人々の心を掴んでいる。
人並みに曲を聞いてはいたが後輩がチケットを余らせていなかったら行っていなかったと思う。

定刻になると客席の照明がスッと消え、ステージから放たれる青い光のみを背にして4人の影が入場してきた。会場が期待の拍手に包まれる。最後の影がバウンディだった。マジで近すぎて申し訳ねェ…。身内の距離感や…。
突然ベースとドラムが鳴り響きホールを揺らす。バウンディに照明がパッと当たり一曲目「まぶた」が始まる。


サラウンディが凄い

圧倒的だった。四方八方から音をぶつけられているような感覚。目の前のアンプから直に浴びせられる音に心拍のリズムが乗っ取られた。自分、バウンディに寿命をねじ変えられました。
彼がウインクのポーズをすると照明がその目から前方の客席へヒュッと飛んで行ったり、魔法のように動く照明は一曲目から会場を沸かせていた。
それに加えて踊る、踊る。

代表曲「東京フラッシュ」のPVで軽やかにステップを踏みながら東京の街並みを踊りながら歩いていたり、お馴染みのアーティスト写真が印象的だったがそれはステージの上でも変わらなかった。
自信のない動きが何一つなく、バウンディの四肢が意思を持って在るべき動きをしているようなそんな美しさだった。以前彼はTwitterで自身を引きこもりのニートと紹介していた気がするが、絶対に嘘だ。心・技・体ともに揃っているニートってなんだ。これが噂に聞くネオニートなのか。


ドラムンディが凄い

1番の発見は、楽器隊に想像以上の存在感があったことだ。あの魔法のような照明で顔が明らかになることこそなかったが重低音でホールを揺らすベース・ドラムのリズム隊、情熱的にギターをかき鳴らすギタリスト。個性のある3人はとてもサポートメンバーとは思えない。
フロントマンが客席に背を向け4人で一緒に演奏していた時は普段ライブハウスで目にしているバンドの一体感そのものだった。本当に前列でよかった。

https://youtu.be/lYLa6zyjhSI

各ライブ映像を見ても同じメンバーだった。固定なのだろうか。



やっぱりバウンディが凄い

中盤になっても彼の勢いは止まらない。
「今日のお客さんは元気で俺は疲れたぜぇ」的な弱音を息切れしながら吐くも、次の曲ではCD音源と遜色ないほど正確な音程の歌声を響かせながら飛んだり跳ねたりしていた。

https://www.instagram.com/p/CaxINggJR0r/?igshid=YmMyMTA2M2Y=

ジャケ写のポーズ本当にするんだ、と感心した。
いざ本物を目の当たりにすると凄かった。元千葉ロッテ渡辺俊介選手の投球時くらい体勢が低かった。


これは余談だが、ちょうど一席前の最前列の席が一席空いていて開演間近になってもその席が埋まることはなかった。
「これ照明真っ暗になってバウンディこの席から一曲目始めるやん」とありそうでなさそうなサプライズを期待するも、ありそうでないままライブが終わった。
どこの誰がなんの理由で参加できなかったのかは分からないが、最前列だったことが本当に悔やまれる。どうか幸せが訪れますように。

こうしてすっかりバウンディの虜になってしまった。あの会場内では私のようなファンになる前の観客も多数いただろう。彼の勢いは止まらない。今年も大規模なワンマンライブを各地で開いている。明日も明後日も彼は誰かの心を奪ウンディという訳だ。

—————————————————————————-


長々と申し訳ございませんでした。
あれから1週間が経ちましたが毎日のようにvaundyの曲を聴いております。

「あ、これもう一生聴くわ」と思えた曲に関しては朝・昼・晩で聴くのです。
出社をしていてもなんとか時間を見つけて外出して、人気のない墓場の裏でイヤホンをつけた記憶もございます。異常だと自覚しております。

そして、飽きてしまうのです。

今まで幾度となくそんなリバウンドを経験してきました。故に大好きな曲ほど慎重にならなければいけないのです。

表題の件、revaundyにはならぬよう尽力致します。
引き続き宜しくお願い致します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?