見出し画像

【輪島の漁師の"いま" インタビューVOL.1】底引き漁師 奥野 信夫

輪島の漁師の"いま”

能登半島地震の影響で船が出せず、現在輪島の漁師さんたちは失職状態にあります。私たちは被災された輪島の漁師さんたちの当時の様子や、今の現状、望んでいる支援についてありのままを共有することで、より多くの方に漁師さんの生の声を届けたいと思っています。一人でも多くの方に輪島の漁業に関心を持ち続けてもらうことを目的としています。

・名前
奥野 信夫(オクノノブオ)さん

Q:1月1日の能登半島地震発生時は何をしていましたか?
A:家でお風呂に入ろうとしていて、1回目の揺れがきて、すぐに船を出そうとして、船に行って、1回目は津波なしって言われたんで戻ろうとした所に、次に震度7がきて、立っていられない状態で、それでもう1回船に乗って出そうとした時に、既に隆起していて、その時は隆起しているとは気付かないで、潮が引いたから、大きな津波がくると思い、慌ててすぐ上がって、船はほったらかしにして山へ走って逃げました。

Q:船の現在の状態は?
A:軽い損傷で自分の船は済みました。

Q:自宅の状態は?
A:罹災証明では『半壊』。
崖が崩れてきている状態で怖くて住めません。

Q:ご家族は無事ですか?
A:地震のとき、4日か5日までは知り合いの家の電気がついていたので、そこに家族4人、俺、奥さん、子供2人と2泊か3泊させてもらって、娘が金沢で就職してアパートにいるんで、そこに5日に行って、そこで判をもって、みなし仮説でアパート借りて今はそっちにいる。

Q:今考えているこれからについて教えてください。
A:みなし仮設2年間の間に何とか自分の身の振り方とか、早くに漁港が復興して船も動かせる状態になればそっちへ戻りますけど。でもね、もっとかかるようなら廃業も視野に入れてます。

Q:今後望んでいる支援を教えてください。
A:サポートと言われても、被災者はぜいたくなこと言えないんでいまやっているこれ(網のカットの仕事)がいいですけど、それも長くはならない。ぜいたくな話ですけど。こっちで何か仕事があれば就職でもと思うんですけどもね。それもなかなか漁師はつぶしがきかないんで。これ(網のカットの仕事)がいま一番ちょうどあってますね。

損傷が大きい輪島港

NetPlus®︎NOTO プロジェクト

当社は能登半島地震で被災し、金沢へ二次避難をし失職状態にある漁師さんたちに、使い終えた漁網をリサイクルする為に必要な工程の一部である"網を裁断"する仕事を日雇いでお願いしています。継続して実施していく為には給与の原資となる資金が必要です。資金提供して頂けるパートナー(個人・法人問わず)を以下にて受け付けております。

「NetPlus®︎ Noto」プロジェクト支援金専用振込口座
銀行名:PayPay銀行
店番号:005(ビジネス営業部)
預金科目:普通
口座番号:7770066
口座名義:Ellange株式会社netplusnotoプロジェクト
カナ口座名義:エランゲ(カ)ネットプラスノトプロジェクト

プロジェクトインフォメーション

・パタゴニア
ストーリーズ「漁師を繋ぐ廃漁網」

・NHK
漁網リサイクル作業で2次避難先の漁師を支援

各種問い合わせ先

Ellange株式会社/info@ellange.jp

クレジット
写真提供:松永 勉
映像作成:Ellange株式会社

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?