個人サイト時代の思い出を語ってみよう回
こんにちは、倉くらのです!
一次創作同人小説に夢中の者です。
今日は懐かしの個人サイト時代のお話でもしていこうと思います。
何となく私の記事を呼んでいる方々は同年代が多いのかなという印象なので、あ~懐かしい…という気持ちになってもらえたらと思います。
私がパソコン&インターネットに初めて触れたのは大学生時代のことでした。
大学に入るとレポートなどはパソコンで作成しないとならなかったので、所持は必須でした。
この頃はデスクトップ>ノートパソコンの時代だったので、デスクトップパソコンを使用していました。
それでまあ、パソコンに触れ始めるとインターネットにも接続することになるではないですか。
その世界に触れたら…ま~楽しいこと、楽しいこと。
もともとオタク街道を突き進んでいましたが、ここで一気にオタクの世界は広がりました。
大好きなゲーム作品の二次創作イラストを眺めたり、小説を読んで楽しんでいました。
最初は見る専だったのです。
そんな中で大学で所属していたサークルの友達がホームページを作って持っていたことから、私も作ってみようという気になりました。
何のサークルに入っていたかというと~…漫研です(笑)
その頃はオタクの地位が今よりもずーっと低くて、漫画とかゲームとかに興味津々だと「え…」とちょっと引かれる時代でした。
それでも私は色んな作品に触れることが大好きだったので、同じような趣味を持つ仲間を求めてサークルへ入りました。
そこでホームページを持っているサークル仲間に憧れ、私も作ることにしました。漫研ってことで、周りでも個人サイト持っている人がほとんどでした。
名刺代わりにサイトアドレスを教え合うみたいな感じでしたね。
初心者だったので、最初は無料でウェブサイトスペースを貸してくれる『ジオシティーズ』というところと契約しました。
※現在はサービス終了してしまったようです。
HTMLの知識が全然なくて、自分で組むのは難しかったのでホームページビルダーというパソコンソフトを使ってウェブページは作成していました。
そういう知識がうとい私でも、簡単に出来ました。
漫研に所属していたので、個人サイトで扱うコンテンツは最初はイラストだったんですよ。
その頃は絵を描くことに夢中の時代でした。
デジタルイラストが流行し始めた頃でしたね。ただ私はペイントソフトの使い方がさっぱり分からなかったのでアナログ中心でした。
色鉛筆や透明水彩やコピックなど。
アナログイラストをスキャナーで取り込んで、パソコンに入れて、それをペイントソフトでトリミングして、アップロードしていました。
ペンタブレットは持っていたけれど、ほとんど使ったことが無く、完全に宝の持ち腐れでした。
この頃お絵描きチャットというものも流行していましたが、デジタルが描けなかったので…いいなぁと憧れるばかりでした。
最近になってようやく昔分からなかった『レイヤー』が使えるようになりました(笑)
あの頃知っていたら、もっと楽しくお絵描きが出来たのかも…と思うとちょっと勿体ないですね。
サイトでは二次創作+オリジナルイラストという感じでやっていました。
二次創作は特にジャンルを絞っておらず、その時ハマっていたゲームのイラストを描いて幅広く気ままにやる感じでした。
絵を描くのは好きだけど、上手いという訳では無かったので、サイトのアクセス数はまあ…ほとんどありませんでした。
それでもネットで知り合った方やリアル友などとちょこ…ちょこ…と交流しつつ楽しんでいました。
本格的に個人サイトにのめり込み始めたのは、オリジナル小説を書き始めたことによってです。
その頃『楽園』や『カオスパラダイス』といった小説検索サイトがあって、現在のように小説だけを投稿する形では無くて、当時は小説検索サイトとホームページの小説が置いてあるページをリンクする形でした。
↓私はこのページを小説検索サイトと繋いでいました。
↑当時繋いでいた小説ページの資料です。
何でこんなものがあるかというと、無断転載関係で作者は私だと証明するために提出した資料の一部なので、現在のパソコンに保存されてました!
作者さんによって、サイトの特色が全然違うので、これが案外面白かったです。
目で見て楽しむ小説という感じでしたね。
当時は自分も書いていたこともあってかなり色々読み漁りました。
文字の大きさ背景の色や空白の使い方…これらも小説の表現の一部になっていました。
地の分が不足しているけど、空白の使い方が絶妙で、透明感があって…好きだ!!という小説もいっぱいありました。
私は背景固定で文章だけがつらつら~っと流れるレイアウトが好きでした。
白系背景にグレーの文字、もしくは黒文字で背景固定がおしゃれで好きでしたね。
ホラー系の小説だと背景黒の赤文字というレイアウトというのがあって、見辛い事この上ない!(笑)
でも、雰囲気はバッチリ合う。目をチカチカさせながら読みました。
オリジナル小説にのめり込み、自身でも公開するうちにサイトのアクセス数も以前とは比べ物にならないぐらいに上がって来たので、その辺りで無料サイトの広告が表示されているのが気になってきました。
ポップアップ広告とか本当…イラーって来ます。
なので、有料のレンタルサーバー『ロリポップ』と契約しました。当時格安で、これによって広告の表示が一切ナシにできました。
あとサイトアドレスがぐっと短く覚えやすくなるので、人に教える場合にすごく便利でした。
ドメイン名がすごく可愛かったんです。
クール系やかかわいい系など色々あって、自分で選ぶことができて、私は『littlestar』だったかな。そんな感じのドメイン名をゲットしました。
個人サイトといえば、思い出深いのが隠しリンクを探すこと!
当時は今みたいに堂々とR18の小説やイラストが掲げられていたわけでは無かったので(少なくとも私が巡回していたサイトには)
サイト主さんがちょこっと残したヒント「隠しページあります」とかそういうのを頼りに、サイトを隅から隅まで探すのが楽しかったです。
巧妙なものだと画像リンクになっていて、カーソルを合わせても指マークに変わらなくて、端から端まで画像を押して回らないと分からない…というものもありました。
ポチ…ポチ…ポチ…裏ページパカーッ! みたいな。
そういうのを見つけた時の達成感といったら!
表は全年齢で裏はR18みたいな活動をされている方はそこそこいました。最高!
現在のような濃厚な描写よりもだいぶあっさりと控えめでしたが、隠されているせいか、余計にドキンドキンしました。
人は隠されていると見たくなる。
私は個人サイト全盛期の時に活動を終えて、そこから一切同人に関わらず生きて来たので…実は個人サイト衰退期というのを知りません。
気が付いたら無かった、という状態です。十数年の間に一体何があったのか…!?
浦島太郎状態です。
何故個人サイトは衰退していったのか…??
ブログの台頭…ですかね……?
作品だけを登録するサービス、pixivとか小説家になろうとかそういう影響もあるのかな。
当時仲良くしていたサイト主さん達のページもとっくに消えていたので、どこへ行ったのかももう分かりません。
今もまだどこかで活動を続けて、元気でいるといいなぁと思います。
そんな懐かしくて、楽しい思い出の個人サイト時代。
個人サイト時代に戻りたいか?
というとまあ実はそういうわけでもなく…。
昔は昔で良くて、今は今で良いところがいっぱいあります。
作品を発表する場が増えたのが私にとってはすごく嬉しいです。
kindle化など、個人で簡単に電子書籍を出すことが出来て、しかもそれが売れる時代になった。これは本当にすごいこと!!!
その分作品数もぐわーっと増えて、見られるためにはあれこれと工夫しないといけない戦いの時代でもありますが…。
それぞれの時代の楽しみ方を模索し、その時代に合わせて私自身もアップデートして頑張っていきたいと思います!
頭を柔軟に! するぞー!
お読みいただきありがとうございました!
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