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エリザの歴史語り

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#ドリッピング

19世紀の炎上事件。リーズのドリッピング暴動

19世紀の炎上事件。リーズのドリッピング暴動

 牛肉を焼いた時に出る脂肪をドリッピングと言い、イギリスではこれを貯蔵してパンに塗りつけたり、料理用の油として再利用する習慣がある。 ところがこのドリッピングが元で大騒動になった事があった。それが、リーズのドリッピング暴動。

 1865年、イングランド北部ヨークシャーの大都市リーズの治安判事チョーリーに仕えていた女料理人、エリザ・スタッフォードは、料理の副産物として得られるドリッピング0.9キロ

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