見出し画像

せっかくだからマイナーな漫画を紹介したい①

私はゲームにしろ漫画にしろ、あまり有名すぎるものは好まない傾向があります。

(例外もある、【ダンジョン飯】とか【三月のライオン】は大好き)

そんな私がお勧めしたい漫画は【タブロウ・ゲート】!

画像1

noteでタイトル検索しても一件も引っかからない!

という訳でここで語るのは私が初ですね、フフフ。


ーーー広い屋敷にたった一人で住む、孤独な少年・氷川サツキ。ある日、「タブレット」と呼ばれる不思議な画集と、その本の管理人を名乗る少女・レディと出会う。

タブレットにはタロットカードの大アルカナの住人(魔術師とか、隠者とか)が描かれているが、何故か主役だけいない状態になったページが多い。

実はこの本は、一定の条件を満たすと住人たち(タブロウ)を「剥がして、しもべとして扱える」魔法の本だったーーー

剥がせる条件としては、

・住人からマスターと認めてもらい、名前を聞き出す事
・住人について、具体化した印象を持てる事

の二つ。彼らには固有の人格がなく、剥がす者(マスター)が持つ強いイメージにより、服装や表情、性格が大きく変化します。

例えば「月」のエリファスについて。エリファス(愛称エリー)は聖刀クレセントを扱う、ロングヘアの美青年が基本のルックスです。

サツキは月に対し『母親のように暖かい光』をイメージし、レディは『闇夜を切り裂く鋭き閃光』をイメージします。

その結果、サツキの剥がしたエリーは、聖刀クレセントを包丁に持ち変え、屋敷の家事とサツキの身の回りの世話が生きがいの主夫として登場します。(鼻の上の小さな眼鏡と、前髪のサイドがくるっとカールしているのがポイント)

レディ版エリーは『剣聖』の名にふさわしい、寡黙な侍を彷彿とさせる青年になります。(ストレートヘアをポニーテールにしているのがポイント)

ちなみに、姿が変わっても記憶は残るらしく、レディ版エリーも料理はできるし(※ただし和食が得意の様子)、サツキ版エリーもいざと言う時はクレセントで戦います。


小ネタですがタブロウ達の名前は、魔術関係の人物から取っているようです。

例えば「魔術師」のパメラは、ライダー・ウェイト版タロットカードのデザインを手掛けたパメラ・コールマン・スミスから。

「太陽」のアレイスターは、イギリスのオカルティスト、アレイスター・クロウリーから取っていると思われます。調べると色々面白いですよ。

サツキとレディはいなくなったタブロウ達を回収しながら、自分たちの運命を知って行く事になります。

22人いるタブロウ達はみんな、ひとりひとりに個性的な特殊能力があり、とっても魅力的。

あなたのお気に入りのタブロウは誰ですか?

(私はやっぱりエリーかなぁ…イケメンは正義)


気付いたら24巻出てました。買わねば!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?