2022 006:ジョン・キャロル・カービーを観た
ジョン・キャロル・カービーを観てきました。
ソランジュ『When I Get Home』に起用されていたので話題になったLAのアーティストで、自身ではジャズやアンビエントやニューエイジを感じさせる独自の音楽を作っていて、名門ストーンズスロウからかなり短いスパンでアルバムを次々と発表しています。
もともとジャズ・ピアニストを目指していたとのことで、アルバムを聴いているとマッコイ・タイナー系のスタイルで演奏していたりもする人なので、実はジャズ要素はかなりある人でもあります。
この日はまずはアコースティックのピアノでブラジルの曲を1曲。その時点でジャズ要素があまり無かったのは最初の驚き。すごく上手いってわけではなく、それなりに指は動くし、左右の手も動くって感じですが、ピアノもそこまで鳴ってないので、専門はピアノではなくて、シンセとキーボードなのだろうなとは推測できます。印象としては即興が得意というよりはデザインされた楽曲を弾くタイプといった感じで、しっかり曲のベーシックのデザインを尊重しながら演奏して、そこに多少の即興で味付けをするイメージ。
その後、サンプラー&シーケンサーでビートを鳴らし、それを適時、コントロールしつつ、そこにエレピ&シンセによる鍵盤での演奏を加えるパフォーマンスの様々なバリエーションって感じでワンステージでした。
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