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Jazz The New Chapter for Web

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シンコーミュージックから発売される『Jazz The New Chapter 』シリーズに関する記事や誌面に載せきれなかった未公開インタビューや掲載インタビューのアウトテイクなど… もっと読む
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2017年3月の記事一覧

『Jazz The New Chapter 4』出版記念 柳樂光隆×高橋アフィ(TAMTAM)トークショー at タワーレコード渋谷店 選曲リスト

1.Jacob Mann Big Band / Pete Wheeler 『Greatest Hits Volume 1』(高橋アフィ) https://jacobmann.bandcamp.com/album/greatest-hits-volume-1 2.Max Ox / Pizza Party『Things We Used To Know』(高橋アフィ) https://maxox.bandcamp.com/album/things-we-used-to-k

《Jazz The New Chapter 4 for Web》カリーム・リギンス『THE HEADNOD SUITE』 ーー Sensory Percussionという新たな武器が生演奏ドラミングとサンプリングの境界を溶かしていく

※『Jazz The New Chapter 4』にカリーム・リギンスのインタビューが掲載されています。ぜひ併せてごらんください。 コモンの『Black America Again』のプロデューサーでもあり、ロイ・ハーグローヴ、エスペランサ・スポルディング、レイ・ブラウンやマルグリュー・ミラーなどの作品でも起用されていたジャズドラマーでもあるカリーム・リギンスの新作『THE HEADNOD SUITE』が想像以上にすごい。 ただ、さらっと聴いただけだと、ただのブレイクビー

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Becca Stevens:ベッカ・スティーブンス『Regina』 - 声を重ねることで生み出した新たなテクスチャーと響き

僕がベッカ・スティーブンスという人の魅力に気付いたのは『Weightless』というアルバムがきっかけだった。 ベッカ・スティーブンスはロバート・グラスパーと同じNYのニュースクールでジャズを学んだボーカリスト/コンポーザーだが、(狭義の)ジャズに括れるようなアーティストではない。彼女はジャズから得たものを駆使し、ジャズとフォーク/カントリー/インディーロックの間にあるような新たなサウンドを生み出している。JTNCでは彼女の『Weightless』を”『Black Ra

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《Jazz The New Chapter 4 for Web》ペドロ・マルチンス & アントニオ・ロウレイロ ・インタビュー Talks about 『Caipi』OutTakes

Link ➡ 『Jazz The New Chapter 4』 カート・ローゼンウィンケルにインタビューした時に、「次のアルバム『Caipi』にはペドロ・マルチンスとアントニオ・ロウレイロというブラジルの若いミュージシャンが参加している」という話を聞いた。立ち話してる時にカートは「なんでアントニオやペドロをすでに知ってるの?」という感じだったが、僕の友人の音楽評論家がアントニオの1stを発見したんだというような話をしたりした。 あとから、ペドロ・マルチンスのアルバム『