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無料添削デザインスクール #210「乗馬サイト」

添削

乗馬ツアーのサイトですね。
写真が多いですね。

■ロゴ

大手の企業だとロゴにレギュレーションがありますが、ロゴがちゃんと決まっていない時は、ロゴの見せ方も一緒に提案すると通ることがあります。
英字はパッと読めないので、日本向けのサイトなので日本語だけにしてしまってもいいと思います。

ロゴの文字色が原色に近い青なので、チープな感じに見えるので少し青をくすませて落ち着いた色にするとチープさが薄れます。

■ヘッダー要素

ヘッダーにコンバージョンの要素を入れるといいです。
今回の場合だと「予約」のリンクボタンです。
この並びだとヘッダーがギューギューになってしまうので、別の場所に固定でもいいですが。

■情報が多すぎる

写真をたくさん見せたい気持ちも分かりますが、メインビジュアルに詰め込み過ぎて、情報が多くて逆に何を見ていいのか見る側は困ってしまいます。

このサイトは乗馬というかなりニッチな商品なので、乗馬に興味がない人はまず来ないかと思われます。
多少なりとも乗馬に興味がある、乗馬をしている人が見に来た時に乗馬をしている風景を見せるより「モンゴルでの乗馬の魅力」をドカンと大きく伝えたいです。

こんな感じで最初の段階で期待感を持たせてあげるといいです。
これだとキャッチだけで寂しいので、要素へのリンクなどを置いてあげる必要はあります。

メインビジュアルをスライダーにして3枚くらい見せるくらいで、あとの写真はギャラリーとして下の方に入れるといいです。

■2スクロールまでは頑張る

ファーストビューを見てその下くらいまでは見る人も多いので、ここまではもっとデザインを入れてモンゴル乗馬の良さを全力で伝えます。
テキストだけだと寂しいので、雰囲気出すのと長めのテキストだと読みにくいので、タイトルだけでも内容が分かるくらいの短文で見せてあげるといいです。

ちょっとブランドサイトっぽくなっちゃいますね。
モンゴルでの乗馬の良さを見せるのか、とにかくツアー内容を見せたいかで並びや見せ方も変わります。

■ターゲット

全体のデザインがポップな印象ですが、モンゴルで乗馬するのってかなり高額な遊びで気軽には行けない気がします。
楽しい感じにすれば家族で来るというものではなく、それなりに高価なものをポップに見せると値段の割にチープだと思われるので、価格相当なデザインにする必要もあります。

地図の見せ方も人によっては「モンゴルってどこ?」ってなる人もいるので、地球全体を見せなくてもできるだけ世界地図で見せてあげるといいです。
「島国だっけ!?」と誤解を与えることにもなり兼ねないので。

■写真と文字の見せ方

ここまで見て来て、Webサイトかと思っていましたが、要素としてはLPに近いですね。
LPはとにかく興味を持ってもらって下に読み進めてもらうのが重要です。
写真と文字の見せ方が少し古いように見えます。

淡々と説明するのではなくて、とにかく興味を持ってもらえるようにする必要があります。
写真を置いてテキストを置くという単純な物ではなくて、もっと壮大で少し過剰に見せてあげるといいです。

写真を大きめにしてあげるだけでも印象は変わります。
正直、テキストってあまり読まれないんですよ。
細かい文字まで読んでくれる方は、どんなものでも読んでくれるので問題なのは読み飛ばす人です。
その人でもタイトルと画像だけで雰囲気だけでも使えるのが重要です。
※LPによっては文字量がすごい多いこともあります。怪しい商材とか…

■ポップ


色味やイラストの調子がポップすぎるように感じてしまうんですよね。
シックなイメージでポップというのもできるので、イラストなどを変えてあげるといいかも。

あとは単純に色が多いので遊園地な感じが出てしまうので、色味を落としてあげるだけでも落ち着いた雰囲気は出ます。

■プランの見せ方

プランの見せ方がまとまっているようでまとまっていないように見えます。
情報が多いからかな?文字サイズかな?
なんかバラっとしている印象を受けます。

こんな感じに下につなげていく感じにしてはどうでしょうか?
じっくりと読むのは詳細ページでいいので、ここでは要点をまとめて興味を持ってもらうことが目的なので、パパっと読める工夫が必要です。

まとめ

全体としてポップな印象が強いように感じました。

ポップ = モンゴル =乗馬

これがつながらなかったです。
イラストがかなりポップなのでそんな印象を受けたのかもしれないです。
イラストを変えたら今のままでも十分まとまってくると思います。

クライアントから「ポップにして~」とか言われたら仕方がないのですが、乗馬とモンゴルのブランドの特徴をまとめて提案するのもデザイナー、ディレクターの仕事でもあります。

どうしてもポップにしたいと言われたら、モンゴルのブランドが活きるポップさを追求する必要はあります。
できないことではないので、それはそれで面白そうですね。

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