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無料添削デザインスクール #89「カフェスタッフ採用バナー」

添削

カフェスタッフを募集する求人バナーですね。
茶色系でラテアートがコーヒー感出てますね。

■視線誘導

文字の背景に引いている帯が横に貫通していて、横に広がる視線になっている真ん中に縦読みが入ってくるので、視線が若干混乱します。

「Cafe」の文字間も横幅で合わせていると思いますが、文字間は合わせた方がいいです。

■簡単に統一感を出す方法

ロゴの印象に合わせるとあっという間に統一感が出ます。
私はデザインの印象を決める時にロゴを重視します。

ロゴは企業の印象が分かりやすく出ていることが多いので、その企業のフォントに近いものを選び、ロゴに合うデザインを作るとまとまります。

ロゴがない場合は、簡易的に全体のデザインに合うようなロゴも作ってしまいます。
その企業の雰囲気で作っているので、意外とそのままロゴに採用されたりします。

先方も全体のデザインが自社と合っているかなどを気にする人がいるので、ロゴに合わせておけば問題ないです。

例えば、コカ・コーラのバナーで青を使うとキレられます。
青はペプシのカラーなので。
ライバルのカラーを使うんじゃないと怒られるのも防ぐことができます。

■文字遊び

文字で遊ぶとたまにいうのですが、もっと遊び心を出してもいいように感じます。
「いい香り」のところだけフォントを変えているのをもっと派手にやってみてもいいかもしれないです。

バナーは要素が少ないので、使えるものは全部使って雰囲気を出すといいです。

■隠れた写真の効果

これは写真素材によるのでしょうがないところもありますが、背景画像の中に入っている「ゴツイ手」
サブリミナル効果とまではいきませんが、繊細なデザインに合わないゴツイ手が入っているとドキッとします。

モチーフとして入れるとゾッとするくらい力を持つ写真があります。

・目だけ
これは防犯のステッカーになるほどインパクトがあるものです。
強すぎるので、やんわりさせたいものに入れると強烈なインパクトに早変わりします。

・手
助けを求めている、物乞いなど、あまりいいイメージがしない時もあります。

・指さし
プロパガンダでよく使われているものです。
指をさされると不快に感じるほどのインパクトがあります。

・ピエロ
「ピエロ恐怖症」というのがあるくらい、一部の人には恐怖されます。
ピエロの格好をして歩くのを違法にした国もあります。

知らないうちに画像の持っているパワーを使っていることがあります。
そこも気を付ける必要があります。

その他にも色々ありますね。
広島の平和記念のデザインでキノコ使うとか…悪意にも見える。
炎上しやすい世の中なので気を付けましょう。

■写真加工

他の方もやっていましたが、写真に陰影を切り抜いて付ける。
ラテアートのカップだけ明るくしてありますが、あまりしないです…
よっぽどシンボル的な商品パッケージだったらしますが、写真の中の一部だけを明るくすることはお勧めしません。
「シンドラーのリスト」みたいになるので。

スパッと円で切るのではなくて、大きめのグラデーションでぼやっと明るくするくらいがちょうどいいです。

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