無料添削デザインスクール #149「温泉旅館バナー」
添削
毎度おなじみになってきた「こばやす」さんの温泉旅館バナー課題ですね。
お堅いデザインにまとまっていますね。
■何かの色味に似ている
何かに似ていると考えたら「サブウェイ」のカラーセットに似ていますね。
サブウェイと温泉がつながらないので、ズレた印象になっています。
全体の雰囲気が堅い印象になっているので、役所が作ったバナーのように見えます。
温泉旅行の楽しさや温泉の優雅さなども入れてあげると雰囲気が出ます。
作る前に方向性を決めてあげると、迷いながら作ることがなくなるので作りやすいです。
作りにくいと感じる時は、方向性が定まっていない時だと思います。
温泉 = 和風 = 落ち着き
などざっくりでもいいので方向性を決めて、そこにただまっすぐ作ると、パーツの種類もそんなにないので迷いません。
何となくで作り始めると作るパーツがほぼ無限にあるので迷います。
最初のイメージは仮定でもいいので決めてあげるといいです。
この仮定で大切なのは「普通」であること。
いきなり奇抜なことを考えようとすると難しくなります。
最初の内はスタンダードな普通を作れるようになるといいです。
「温泉」から誰もが想像することを形にする。
普通のことですが、意外とこれができない人が多いです。
普通を知らなければ崩すこともできないので、まずは普通を作ってみてください。
■情報量
このバナーは情報量がとてもい多いバナーです。
写真を4枚も入れると情報を表示するエリアも狭くなり文字が小さくなってしまいます。
文字が小さいとじっくり読まないといけなくなるのですが、バナーをじっくり読む人もそんなにいないので、パッと見ただけで認識できるようになるといいです。
ターゲットになある人を目の前にして誘うのをイメージするといいです。
写真を4枚も見せていたら途中で去って行きます。
温泉の写真を1枚ドンと見せて
「カップルのあなたたちだけ10%OFF!貸切風呂も無料!美術館も無料!一人12,000でどうですか!WEBから予約してね!」
もしも対面で誘うならこんな感じで要点だけをズバッと言うはずです。
人は長い話が嫌いです。
バナーも長い説明が嫌いなので、端的に伝えることを考えて作るといいです。
■情報整理
先にも書いた通りこのバナーの情報量は多く、少しでも情報を大きく見せたいので、スペースを有効活用したいです。
同じ内容が2つ入っています。
バナーは親切に説明を細かく入れても読まれません。
バナー=旗
このバナーに細かい情報を入れるのは、例えるなら、すき家の店舗前の「のぼり」に全メニュー書かれているようなものです。
メニューは店舗に入ってからじっくり見るので、のぼりには新メニューなど、振り向いてもらうものだけを入れます。
■文字色
赤い文字は目立つように思えますが、組み合わせによっては見にくい色になります。
赤と緑はクリスマスカラーでもあるので、あまり使わない組み合わせです。
その他にも見にくくなる色がたくさんあります。
「ハレーション」というのを起こすと見にくくなります。
目に染みる色合いは避けるといいです。
お題
こちらのバナー課題は、こばやすさん(@kobayas_s)のバナーお題です。
良質なお題がたくさんあるので、お試しください。
自分で課題を考えると大変なので、実務に近いプロが考えたお題を作ると成長も早いです。
WEBデザイナーになりたい方は、トレースよりもお題をお勧めします。
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