無料添削デザインスクール #257 超実践型デザインお題添削「ウェディング系LP」
お題
今回の添削は、私が作成した超実践型のデザインお題を元にデザイン作成して頂いたものになります。
超実践型ということで、実際にあった実務を課題に加工したものです。
添削
ウェディング系のLPになります。
グリーンがきれいですね。
■ボタン
細かいところからいうと、電話番号がボタンみたいに見えるので囲まない方がいいです。
スマホだとそのまま電話できるのでボタンぽくしてもいいのですが、Webサイトの時は不要です。
ボタンのデザインもちょっと堅いように見えます。
もう少しオシャレに置いてあげてもいいかな。
LPでもメニューがある時もありますが、ボタンの領域が狭くなってしまうのだったらメニューは無くてもいいかな。
LPで下に飛べるボタンは確かに便利なのですが、要素を読み飛ばして見る人と、最初から最後まで見た人とだと成約率が変わってくるんですよね。
読み飛ばす機能は便利なようで、実はあまりよろしくないというデータもあります。
商品紹介のLPとか、その場でアクションにつながらないのだったらいいのですが、予約という即座にアクションにつながる場合は注意が必要ですね。
■ボタンの色
ボタンが目立っていいのですが、濃すぎるように感じます。
白を基調にしているのに、いきなり濃い緑が来るので違和感を感じます。
上にある白い文字も可読性が低いので読みやすいようにしてあげるといいです。
原色に近い色だったので、少し色を柔らかい色合いにしました。
あと、矢印の位置も中途半端だったので端に寄せました。
原色は強いのですが、突然出るとビックリする色でもあるので、少し濁らせてアースカラー系にしてあげるとしっとりした印象になります。
電話番号を入れるのは、親切だとは思うのですが実際に入れると電話で問い合わせされると意外と運営が困ることがあります。
通販とかオペレーターがしっかりいる場合はいいのですが、普通に社員が対応する場合は手が回らないということもあるので、電話は緊急時だけにすることが多いです。
比較的若い人がターゲットでWebリテラシーが高めと想定しているので、フォームからだけでも大丈夫です。
■自分でコンセプトを作る
一回しか出てこないデザインがありますね。
このくらいの長さのLPだと、ワンテーマで一気に作れるといいです。
自分で今回のデザインテーマ・コンセプトを決めて、そのデザインを基本として、派生でちょっと違うデザインを作る。
ずっと同じだと単調になるので、途中で同じ感じでちょっと変える。
線を使うのであれば線を使って色々と表現してみる。
そうやって作ると統一感が出てきます。
下の方になると全然違うデザインをぶっ込んでくることがありますが、そんなにデザインパターンを見たいわけではないので基本はワンテーマで作るといいです。
LPをワンテーマで作り切る、派生のデザインだけで違いを出す。
その練習だと思ってください。
作っている途中で違うデザインになってしまった時は、別案として作ると勝手に何案か作れます。
自分だけのルールを勝手に作って、それをどんどん決めて作ると作りやすいです。
ここがぶっ込みデザインになっているように見えます。
上の方と下でテイストが違うので、合わせてあげるといいです。
同じデザインで派生を考えるのって意外と難しいのですが、色々と作って合うのを探してみてください。
■ワイヤーの要素は削らない
ワイヤーはぶっ壊すものなのですが…要素は削ってはダメです。
ここはスライダーになっていたはずなので、スライダーを取っ払うのはちょっと内容が変わってくるので、そこはワイヤー通りにしましょう。
ワイヤーを壊す時に私がやるのは、要素はそのままで、全部バラバラにして再構築します。
基本はワイヤーに入っている要素は全部使います。
どうしてもいらないだろうという文字がある時はディレクターに相談して削ります。
勝手に削るとたまに消してはいけなかったやつだったりしてトラブルになるので、全部入れるのを前提で作りましょう。
■依頼苦戦する何でもない所
テキストしかないのにデザインガンガンしないといけない
3大難しいデザイン
・新着情報
・よくある質問
・フォーム
みなさん苦戦していますね。
テキストだけでもプロのデザイナーはみんな個性を出してきます。
奇抜なんだけど使いやすい。
そんなデザインを探してみてください。
こういうところに実力が出るので意外と求人採用のポートフォリオとかでも見てます。
まとめ
個々のパーツで見るといいのですが、全体の流れで見るとバラバラに見えるので、ワンテーマで派生デザインを作ってみてください。
参考サイトとか、参考のデザインを集めてその中のパーツを組み合わせるだけでも統一感は出ます。
自分で世界に一つだけの新しいデザインを考えようとするととても難しいし、それは天才にしかできません。
なので、手っ取り早く参考サイトを見て、かけ合わせると新しいデザインになります。
完全なパクリはダメですが…
新しい物とは何か。
古いもの × 古いもの = 新しいもの
デザイン、広告、アート、全てこの公式で作られています。
全てのものは世に出た時点で古いものです。
同じことをしてもそれは二番煎じです。
でも、それを番うものと組み合わせるとあっという間に新しくなります。
優秀なデザイナーさんは的確に組み合わせて作るのがうまいです。
完全なるオリジナルデザインじゃないとダメとなると、全部アートになってしまうので、それはアーティストさんに任せておきましょう。
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