無料添削デザインスクール #138「温泉旅館バナー」
添削
毎度おなじみになってきた「こばやす」さんの温泉旅館バナー課題ですね。
爽やかな色合いですね。
■フォントの選び方
タイトルのところのフォントが「漢祭り」みたいな力強いフォントになっているので、全体のイメージとズレているように見えます。
旅館や温泉なので和風のフォントを使いたいのですが、達筆な筆文字過ぎると強さも出てきてしまうので、柔らかいフォントを選ぶといいです。
筆文字じゃなくても明朝系、ゴシック系でも細めのを使うと柔らかい印象になります。
和風=筆文字
これにあまり囚われずに自由に作ってみてください。
■背景画像を突然切らない
写真の関係で構図に入りきらなかったのかと思われますが、そんな時でも写真をブツっと切らない方がいいです。
この場合切るとしたらグラデーションでやんわりと消してあげたりするといいです。
できることなら写真は切らないで使えるといいのですが、あと少し伸ばしたら全体が入るという時は、Photoshopで加工するのも手です。
ただ、お風呂が実際よりも広く見えるとかは誇大広告になるので気を付けて下さい。
■目立たせる要素を決める
お題の指示書には「三大特典を3つ入れろ~」と書かれていますが、全部並列で入れる必要はありません。
全部が同じくらい魅力的だったら並列でもいいのですが、今回のはそれぞれ持っている魅力度が違います。
・10%OFF
割引はとにかく魅力
・貸切風呂の利用が無料
まぁ…使えるなら…
・美術館ペアチケット
行けたら行く…
私のような一般庶民はこう思います。
一番興味が出る要素を大きくしてあげるといいです。
下の帯の部分もダラダラ文字が書いてあるだけなのでもったいないです。
カップル限定とかは対象者が分かりやすく上の方に入れてあげるといいです。
具体的な金額なども大きめに入れてあげると分かりやすいので安心して見に行けるのでいいです。
「温泉旅館ツアー」のバナーがあったとして、クリックして内容を見たらすごく良くて、行きたくなって調べたら金額が「8万円~」だった時…
「バカにしてんのか!グアム行くわ!」とページを閉じるはずです。
想定しているターゲットに安心してもらうのもデザインの役割です。
値札がなくて、全部「時価」と書かれたお寿司屋さんが怖いのと一緒で具体的な目安になる金額を載せるといいです。
■全体の色合い
写真が明るいので、それに引っ張られているのか、全体が爽やかな色合いになっていて、温泉旅館と少しかけ離れているように感じます。
カップル向けなので爽やかな色合いにした感じですかね?
・温泉
・旅館
これから想像できるのが、森に囲まれた木造の家。
あまり爽やかな新緑のイメージがないです。
夏の高原温泉とかだったらギリギリ分かるのですが、旅館や温泉のイメージに寄せて重厚感、高級感などを出してあげるといいです。
どちらにせよ、写真を変えると色味なども変わってくるので、写真選びが重要になってきます。
お題
こちらのバナー課題は、こばやすさん(@kobayas_s)のバナーお題です。
良質なお題がたくさんあるので、お試しください。
自分で課題を考えると大変なので、実務に近いプロが考えたお題を作ると成長も早いです。
WEBデザイナーになりたい方は、トレースよりもお題をお勧めします。
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