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トレンチコートの秋

秋の装いといえばトレンチコート。私は春に羽織る軽やかなコートよりかは秋冬のクラシックで重みのあるコートがすきだ。それこそ春はコートよりジャケットを着たい。

この秋は服を好きになって3回目の秋だが、毎年1着ずつ増えているトレンチコートを紹介しようと思う。

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1着目はBURBERRYの2枚袖だ。これは古着で、トレンチコートは古着しか所持していない。この個体は80か90くらいの新しめでかなり状態が良い。ベルトもライナーも襟も全て揃っている。

とにかく大きく着れるこのコートは存在感たっぷりで主張が激しい。存在感のあまりコーデの主役でしか生きれないが、クラシックで定番なアイテムのため流行り廃りに左右されることが無く常にあり続けられる。

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同じくBURBERRYの2枚袖。こちらはライナーが無くサイズ感も上のに比べれば控えめで着やすい。

オレンジとオリーブの糸を組み合わせた玉虫色の輝きは、現代には無いクオリティの高さ。この質感の高さと高級感は中々現行のデザイナーズブランドの価格帯では見られない。古着とはいえ流石ハイブランドである。これが安価で手に入ってしまうのが古着の魅力でもあり恐ろしい所だ。

ライナーがないノバチェックの裏地のみなので、真冬を越すには心許ないが秋から初冬にかけては凄く活躍してくれる。個人的には赤いニットやパンツと合わせるのが良い。補色の関係にある赤とオリーブは非常によく馴染む。

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トレンチコートの足元は革靴だと少しかっちりし過ぎてしまうが、スポーツブランドのスニーカーだとちぐはぐになってしまう。CONVERSEやNew Balanceのようなクラシックなスニーカーが丁度良く収まってくれる印象だ。

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今年着たいと思って探した1枚袖のラルフローレン。最近の気分はかなりアメリカ寄りであり、まだ値段も上がってない普通のラルフローレンで1枚袖を探した。RRLはかなり高騰してきているので、ラルフローレンも時間の問題だとは思っている。1枚袖の着る人の肩に合わせてくれるサイズ感は素晴らしい。

コットン100で非常に薄手で最初のベージュのBURBERRYよりサイズが大きい。とにかく軽やかに羽織れる1枚だ。BURBERRYと同じコットン100ではあるがこちらはガサガサとしていて、米軍のオールウェザーコートのような生地感だ。それ故にテック系のクライミングパンツやスウェットなんかとも良く合う。艶のある綺麗めな格好よりは、ラフで抜け感のあるコーデに落とし込みたい。

トレンチコートは英国由来のクラシックなアイテムで、着こなすには正直知識も歳も人生経験も足りない。私はまだ22歳でファッションの世界に足を踏み入れてから3年も経っていない。まだまだ服に着られているようなレベルだが、これらを着こなせるように歳をとりたい。

そんなわけでトレンチコート3型を紹介した。流行りに疎いので正直今年のトレンドのコートがどんなものかは分からない。でも私は今年もトレンチコートを着ようと思う。



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