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山口県長門に移住する(30):自治会に入る

今朝は自治会の川掃除があった。

20人ほどが集まり、
手分けして、川辺の草刈りや、
川沿いの道路に生えた雑草を取り除く。
それぞれが、できることをやる。

スゴイ音がする草刈り機を自在に扱う方、
刈られた草を竹箒で掃き集める方。
軽トラで、ゴミ袋を回収する方、等々。

私は、道路にうずくまって、雑草を取る。
時々、ドキドキしながら鎌を使う。
未だに、鎌が怖い。

長門に移住して、
初めて自治会のお掃除に参加したとき、
私は、サングラス、半袖シャツ、
7分丈のジーンズにサンダル履きだった。

駅周辺のお掃除、
と回覧板に書いてあったので、
これで、大丈夫!
と、浅はかにも思ったのだ。

駅の周辺でも草むらはあるし、
そもそも、そんなに肌を出していたら、
虫にやられる。

班長さんが、そっと、教えて下さった
「今度からは、長袖、長ズボンに運動靴でいらっしゃい」。
 
あれから3年、
今朝の私の出で立ちは、
長袖、長ズボン、長靴に
農作業用の首まで隠れる帽子、
手袋をはめた手には、鎌。

成長したなぁ。

これまで、
自治会の活動には、全くご縁がなかった。

スイスにも、イギリスにも、
私が暮らしたまちには、
自治会らしき組織もグループもなかった。

湯本に移住して、
生まれて初めて、自治会の会員になって、
ほんの僅かだけれど、
自分が暮らす地区の役に立てることが嬉しい。

それに、こんな機会でもなければ、
お目にかかれない方々に会える、
お話しができる。
少しずつ、まちの人になっているように感じる。

長門には、地域住民で組織する消防団も、
各区にちゃんと残って、次世代に継承されている。

自分たちのまちを、
自分たちで守り、美しく保つ。

そんな、当たり前のコトが、
当たり前に起こってる。

長門が大好きな理由のひとつ。

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