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標高2115mにある湖「白駒池」へ

天気の良かったので、気分転換で少しだけ遠くへ。

僕の住んでいる諏訪地方から、東へ約50分。
北八ヶ岳の方面へ車を走らせると白駒池という湖へ行くことができる。

白駒池

霧ヶ峰の車山あたりの高原は今年5月上旬に火事になって、燃えてしまってどんなふうになっているか心配だったんだけど、僕が見る限り、草も生えていて大丈夫そうに見えた。

霧ケ峰高原

諏訪の市街地の諏訪湖の近くは暑くて、半袖になるくらいな気温だったんだけど、標高がどんどん上がるにつれて気温がどんどん下がって行った。
白駒池まで歩いて行ける麦草峠の駐車場まで着いたら、寒くて冬用のアウター MA-1を羽織ったくらい寒かった。
山に来れば、自分の意思で季節を遡れるのが面白い。

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白駒池の周りはハイキングコースになっていて意外といろんな地形を楽しむことができる。
僕は少しだけ離れた無料駐車場にとめて歩いて行くのが好きだ。
ちなみに無料駐車場のほかに、白駒池までさらに近い有料駐車場がある。
無料駐車場から白駒池まで歩くルートは、少しだけ険しいが、苔の美しい森やハイマツの奥庭などが広がっていてとっても面白い。

白駒池

池についた。
とっても静かだ。
遠くにカモが数羽見えるだけ。
同じ池だったとしても、東京の井の頭公園はとっても賑やかなんだろうな。
ここは標高2115mの山の中にあるから、人間も動物もそれほど多くはない。

しばらくすると、若い男女の登山客数組とすれ違った。
楽しそうに「長野最高だな」とかそんな会話が聞こえた。

どろんこな道

すれ違う人々は結構なハイキングの格好をしていた。
僕は近所のコンビニに行くような格好だったので、なんか少し恥ずかしい気分になった。(ちゃんとトレラン用の靴と動きやすい格好はしている)

白駒湿原

八ヶ岳の麓に住んでいるが、八ヶ岳の全エリアはまだ登ったことがない。
北八ヶ岳は「森」「陰」の雰囲気、南八ヶ岳は「丘」「陽」の雰囲気を持っている。
1つの山塊で複数の顔を持つ八ヶ岳。
ちょくちょく登っていろんな顔を経験しておきたい。

白駒の奥庭

帰路の車で、道路を横切るキツネを3度見かけた。
いつものようにシカは見かけたのだが、キツネは初めて見た。
そのうちの1匹は、口に何かをくわえながら森のなかへ消えて行った。
めっちゃかわいらしいキツネに癒された。

小斎の湯

帰りに小斎の湯へ寄った。
蓼科にある日帰り温泉で、前から気になっていた。
露天風呂と内湯が分かれていて雰囲気が良い。
館内にはここらへんの動物の剥製が飾れている
泉質は群馬の草津温泉と同じ酸性で、長野県で高温まま湧いている酸性の温泉はここだけのようだ。(内湯に案内が書いてあった。)

長くて、高低差のある渡り廊下を進み露天風呂へ。男性露天風呂は僕だけしかいなくて貸切。かなり泉質も良く、気軽に秘湯感を味わうことができた。もう夜になって眺望は遠くに見える街の明かりだけだったけど、また昼の時間に来たいと思った。