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1年ぶりに八ヶ岳に登った

八ヶ岳の阿弥陀岳に登った。

トレイルランニング風の格好で短期決戦スタイルで。
意外と疲れた。
去年も八ヶ岳(天狗岳&硫黄岳)や富士山といった山々にも登ったし、雪山じゃないし余裕だと思っていた。
やっぱり気軽に登れると言っても、八ヶ岳は低山とは全く違う。
ちなみに、僕の家から登山口まで車で約20分。

左:僕の格好 / 右:今回のザック(10L)

結局8時間くらいかかったかな。
登った標高差は1000mくらい。

八ヶ岳で出会った犬たち

阿弥陀岳に登り始めて2時間ほどでゴールデンレトリーバー2頭に出会った。
おばさんが散歩をさせていた。
ほんの少しだけお話ししたが、美濃戸口から不動清水というスポットまで歩いたのだという。
きっと4時間〜5時間くらいはかかりそうなルート。
昨日も同じルートを歩いたらしい。
贅沢な散歩だな。すごい。

苔の道

苔の道を進む。
僕は苔が好きだ。
幼少期に通った和歌山城の石垣に生える苔や、日本庭園を彩る苔が好きだ。
緑のモス絨毯がなんとも幻想的な雰囲気だ。
標高が上がるにつれて、生えている植物も変わっていく。
登山口付近は駒草、それから苔の絨毯になり、ハイマツが多くなり、森林限界が来て岩山になる。
変化が楽しめるのも八ヶ岳のいいところだと思う。トータルで7人ほどとすれ違った。
赤岳や硫黄岳、編笠岳に比べて知名度が低いせいか、ゴールデンウィーク初日の晴天だったのにあまり登山者が多くはなかった。

登山道にも雪が残る

残雪があった。
こんなに残雪があるなんて思っても見なかった。
自分の登山経験の低さが発覚しつつある。

森林限界を超えた瞬間

開けた場所は景色がいい。
圧倒的に八ヶ岳の山々が近い。
僕はこの八ヶ岳の山麓にある村に住んでいて、毎日この山を眺めているわけだけど、あらためて迫力があって美しいと感じた。
登山はよいな。

山頂で飲むアクエリアス

ガレ場や残雪、ハシゴを乗り越えてようやく登頂。
富士山がとっても綺麗だ。
八ヶ岳の裏側、佐久方面も見えるのがテンションがあがる。
「自分の住んでいる家はどこかな」「職場はどこかな」と探してみる。

GW中でこんなに雪が残る八ヶ岳

ちょっと残念なことがあった。
本当は阿弥陀岳から赤岳まで行く予定だったが、予想以上に残雪がすごかった。
僕はチェーンスパイクは持っているんだけど、こんなに必要だとは思っておらず置いてきてしまった。
多分このまま雪道を進めば滑落する。
そう直感した。
今回は赤岳を諦めることにした。

今回諦めた八ヶ岳最高峰「赤岳」

原村という村に移住してきて1年。
僕は結構この村を気に入っている。

下山後、阿弥陀聖水で水分補給

舟山十字路というところから阿弥陀岳に登ったのだが、今日過ごした場所は全て原村の中だった。
下山して、登山口「舟山十字路」近くにある阿弥陀聖水で水を飲み、顔を洗った。
そして、くだったところにあるもみの湯といういつもいっている温泉で、疲れた体を休めた。

村の中で過ごしたいい1日だった。

画像がヤマレコの山行記録のリンクになってます

山行日:2023年4月29日
執筆日:2023年5月10日