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【登山】初心者向けでタイパがいい山!南アルプスの「入笠山」に冬に登った感想

長野県にある入笠山(にゅうかさやま)という山に登ってきた。

この山に登るのは、2度目。
前回は、1年半前の夏山シーズンに登った。

僕が住む長野県原村のお隣、富士見町にある山で、自宅から車で登山口まで約25分。登山口の駐車場は無料。コスパが良い。
冬だし、ガラガラなんだろうなと思ったらびっくり。車が20台ほど停まっていてほぼ満車。

沢入登山口 駐車場

この入笠山は1年半前の2022年6月頃に登ったことがあった。
やっぱり雪のある状態の登山は不安なので、夏のときに登ったことのある山を選んだ。
夏に登ったことで、登山道の感じとかが記憶に入っているので、その分難易度が下がって安心できる。

1月にしては今年は雪がかなり少なく、最初の15分ほどはトレラン用のシューズそのままで登っていたが、途中で雪対策のチェーンスパイクを装備した。沢入駐車場から1時間ほど登ってみると、入笠湿原に辿り着く。

ニホンジカ侵入防止柵

ニホンジカの侵入を防ぐ鉄製のゲートがあるのだが、冬の時期は開きっぱなしだった。おそらく、積雪で扉が埋まり開閉が難しくなるのと、雪で埋もれているので、貴重な高山植物をシカに食べられないで済むからなんだろうな推測。
ゲートを抜けるとびっくり。夏場は湿原だったところが、すっかり雪原になっていた。

雪原となった入笠湿原

しかも、たくさんの犬が!
ドックランのようになっていて、犬とそりを楽しむ人たちが10人以上10匹以上いた。
こんな光景見たことないので、びっくりした。
寒さなんてへっちゃらなのか、雪の上を飛び跳ねるようにして飼い主と追いかけっこするワンちゃんたちに癒された。

雪原にいたたくさんのワンちゃん

そこから一気に登る。
Amazonで購入した3000円ほどの安価なチェーンスパイクは優秀で、入笠山くらいの傾斜であれば滑ることなく、スイスイと雪の登山道を登ることができた。
入笠湿原から入笠山山頂に向かう途中の夏はお花畑だった場所が、とてもひらけていて八ヶ岳がよく見渡せた。

入笠花畑

そこから山頂直前の分岐があり、どちらから行っても15分ほど。
ここが一番きつかったが、息をあげながらさくさく登ることができた。
途中、登ってきた方向と反対側に中央アルプスが見えた。
一度登ったことがあるのに、入笠山から中央アルプスが見えることを忘れていたので感動していた。

山頂に着くとたくさんの人が!
50人くらいは山頂にいただろうか!
ぴったり正午に山頂について、みんなご飯を楽しみながら、絶景を楽しんでいた。

頂上 人が多く犬もいた!

入笠山の山頂は本当に景色が良い。
ほとんど360度一周見渡すことができる。

頂上からの景色(八ヶ岳)

登ってきた方向には大きく八ヶ岳が、その手前には僕の住む原村や諏訪南地域が見える。
反対側には中央アルプスがよく見える。さらに遠方には北アルプスや御嶽山、浅間山。
諏訪湖も見える。
霞んでいたが富士山も見えた。
そして、今いる入笠山から続く山脈には迫力のある雪を被った甲斐駒ヶ岳が見える。

頂上からの景色(中央アルプス)

絶景を見ながら、山頂で一休み。やっぱり登山はいいな。
周りの山の名前がわかったり、登ったことがあると、より楽しい。
次はどの山を登ろうかななんて考えたりする。
僕は見えている山では北アルプスと浅間山以外は大体登ってしまったので、今年は北アルプスを登りたい。(南アルプスは北岳、中央アルプスは木曽駒ヶ岳を昨年登頂した。北アルプスはまだ一度も登ったことがない)北アルプス最高峰 日本で3番目に高い奥穂高岳に登りたい。

頂上からの景色(諏訪湖と北アルプス)

女性や小学生くらいのこども、さらには犬までこの雪の積もった入笠山を登頂していて、みんなすごいな。
初心者向けの山とはいえ、雪が積もると装備や経験が十分じゃないと、危険なので、登る際は十分気をつけて。
入笠山は、標高1955mというスカイツリー約3個分の高さがあるのをお忘れなく。

頂上から下山

山頂からサクサクと下山。
夏の時は、奥の大阿原湿原のほうまで進んだが、今回はまっすぐ下山した。何の問題もなく下山することができた。

帰り道、興味本位で途中、ゴンドラ乗り場のほうへ行ってみた。
富士見パノラマスキー場があり、スキー客がいっぱいいた。
我々登山客とはまた違ったジャンルの人々。
僕はスキー&スノボはからっきしなので、憧れの目で見てた。
ゴンドラは6人乗りで、ケーブルカーやロープウェーのように時刻表などはなさそうで、リフトのように常時人を輸送しているようだった。
スキー場も家から見えるくらい近いからこんどやってみたいな。

スキー場の様子

ゴンドラ乗り場の手前には、巨大な氷の塊が!
ゲームの世界から飛び出したような整った四角い氷にびっくりした。
2500円支払えば、この巨大な氷をアイスクライミングできるみたい。
いつか挑戦したいな。

巨大な氷の塊

午前10時から登り出して、登頂は12時で、13時30分に下山できた。
3時間30分という短い時間でとても充実した時間を味わえた。
入笠山はタイパ(タイムパフォーマンス)の良い山だ!


ギャラリー

この入笠湿原の坂をソリしている人もいた
ゴンドラ乗り場へ向かう階段
ランチ営業していたマナスル山荘(ヒュッテ入笠)
途中トイレも使えた
入笠湿原
頂上から八ヶ岳方面
南アルプスの山々 甲斐駒ヶ岳
うっすら見える富士山
下山直前