ファイターとmekakushe

昨夜は最近じゃ珍しい大雨強風。就寝時、傍で寝ていた犬が起き上がって硬直していた。雷も鳴ってたから。しばらく声をかけて撫でていたが、どっかへ行ってしまったでそのまま眠る。
奥さん曰く深夜まで震えていたそう。かわいそかわいい。
世間の犬は皆雷が怖いのか。実家で飼っていた黒ラブはどうだったんだろう。外飼いで、夜中に鎖がじゃらじゃらしていた。怖かったのかな。

1日は映画の日なので、1000円。一先ず新宿武蔵野館で「ファイター 北からの挑戦者」を座席予約した。「花椒の味」も観たいのだけど、こっちのが先に終わるから。最近アジア映画を頻繁に観ていて、ポンジュノの作品を主に観ている。「母なる証明」が好き。彼の映画はイントロの段階で作品の主要部分をギュッとして、後半でドバーっと放牧する感じが気持ち良くてすき。

洗い物してまだあるおでんを食べてたら既に電車に乗るべき時間になっていた。練馬春日町まで小走りしてたら、同じアパートに住んでる人を追い越す。犬をいつも撫でてくれる人。

またもや上映ギリギリで入場。新宿武蔵野館で映画を見るのは、特別な気持ちになる。古い良い映画館の匂い。
「ファイター 北からの挑戦者」は脱北して韓国での生活支援を受けて地盤を築いていく女性が、差別や孤立を受け耐えてボクシングに生きる術を見出す。そんな作品なんだけど、とても寂しい。孤独感もそうなんだけど、北朝鮮の人々に対しての固定観念がすごく独特で、国内の貧民層を見る富裕層に近くて異なる。犯罪者を見る目に近いかもしれない。すごく冷たくて辛い。そんな空気が描かれているとても良い映画。
主役のジナを演じるイム・ソンミのワンルームで過ごす絵や、まわりの声がけに目を合わせないで突っぱねる感じがすごく根深い心の影を感じる。なんとも良い役者さん。今後も彼女の作品は観たいなと思う。
予告で流れていた「シチリアを征服したクマ王国の物語」が気になった。

ファイター 北からの挑戦者

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昨日の吉田豪さんの「豪の部屋」にmekakusheさん出演。彼女の声が1番好きなので、すごく嬉しい。ヒロネちゃん名義の頃、彼女のファーストアルバムのレコ発にタワーレコード新宿の握手会に行った。人生初めての一回こっきりの握手会。なぜ行ったのかな、Youtubeでカロリーメイトという曲を聴いてすごく驚いたのを覚えている。「君の死因になりたい」という言葉がすごく美しくて。平たく聴くと「好き過ぎて殺したい」とも聞こえるのだけど、僕は、あなたが死ぬまでそばにいたい。がん細胞のように。と解釈した。すごくロマンチックな言葉だなと思った。
それから行ける限りLIVEに足を運んだのだけど、観るたびに妖精を観るような不思議な気持ちになる人。
mekakusheになってからすごく作品の質が温かくなって、全ての曲に思い入れを感じる。「ばらの花」という歌も、mekakusheのメロディーが先に浮かぶくらい。あんなに聴いたくるりではなく。

mekakusheの「みんなのうた」聴ける日が来ますように。


mekakushe新作「はためき - EP」にTomggg、JOCHO中川大二朗、碧海祐人が参加

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晩御飯は肉じゃがと鳥南蛮。そして残ったおでん大根少し。3連休終えて明日から仕事。

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