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Ojasオージャスとは

オージャスの特徴


オージャスはツヤや輝き、活き活きとしていること、元気、若さです。
オージャスは免疫力、消化、体力、肌つや、精神面、睡眠、気分などすべてに影響を与えます。
古代のテキストでは体ができた時に一番初めに生成されるもので、心臓に8滴のオージャスがあって、ギーのような色で蜂蜜のような味、炒めた米のような匂いで、ミツバチが蜜をあつめるようにオージャスは人間の行動、資質、習慣、食事によって集められる。
生命を維持するにはオージャスが必要でオージャスが亡くなると人は死ぬと記されています。

口から入った食べ物が消化後に生成され、7つのダハトゥスすべてに栄養が与えらた最後にオージャスが生成されます。

アーユルヴェーダの古典では、オージャスを生成するには27〜30日かかることも記されています。

例えば、ニンジンを食べて消化するのに24時間もかからないかもしれませんが、そのニンジンからの栄養素を受けるにはもっと時間がかかります。
アーユルヴェーダの医師が薬を処方して患者が薬を消化して治癒するにはオージャスの助けが必要になります。
オージャスが多い人はオージャスが少ない人より風邪をひいたり、熱を出したり、咳をするのが少ない傾向にあります。
怒りや嫉妬をコントロールできる人はオージャスを多く持っています。
適切な運動をして体がしっかりしている人もより多くオージャスを持っています。

オージャスの種類

オージャスには2種類あり、

パラオージャス
命にとって重要
8滴
安定した成分
心臓にある

アパラオージャス
健康にとって重要
流動的
10-15mlで手のひらにのるくらいの量
全身を循環する

オージャスの性質

油性
みずみずしい
透明で黄色っぽい
重い
冷たい
柔らか
滑らか
甘い
密度がある
安定している


摂取した食物からオージャス生成し、オージャスのレベルを保つためには消化に良く栄養価の高い食べ物を選び、消化活動を促進するハーブを選んだり、良質な睡眠や運動、マッサージやトリートメントなどを生活に取り入れることが大切です。
しかしそのようなバランスの取れた生活は崩れやすくもあり不調になり、病気に進行する前に自分の体やメンタルや生活を観察して、オージャスを調べる必要があります。

オージャスが枯渇すると

スシュルタサンヒターではオージャスが枯渇していく3段階を次のように説明しています。

ステージ1

関節痛、筋力の低下、倦怠感、身体機能の低下

ステージ2

体のこわばり、体が重く感じる、浮腫み、皮膚の変色、眠気、落ち込み

ステージ3
意識がなくなる
無駄話をする
妄想
死ぬ

オージャスが減る原因

オージャスは怒り、心配、悲しみ,飢え、嘆き,働きすぎによって量が減少します。
運動量が多すぎる
長時間の断食
いつも少量だけの食事
乾燥を引き起こすアルコール摂取
良い食べ物と悪い食べ物の混合摂取
恐怖
夜眠らない、夜中に目覚める
怪我
悪夢
バクテリア、ウィルス
出血などによる体組織の枯渇
カファ、血液、精液、老廃物の過剰な除去
毒物の摂取

オージャスが減っている症状

怯えて、複雑になる
絶え間なく衰弱していく
理由もなく心配を繰り返し、
感覚器官に不快さを感じる
否定的な考えを持つ
荒れて乾燥する
痛みを伴う感覚器官の苦痛
顔色が悪くなる

オージャスが適切に保たれているかチェック

毎朝、快活に起床している。
肌はツヤがあり輝いている。
舌はピンク色で、厚く白い舌苔がない。
からだが軽くしなやか。
両足がしっかりと大地についていて落ち着いている。
仕事やするべきことに熱意を持って取り組んでいる。
よく笑い、幸せを感じる。
風邪をひかない。

オージャスを生成する生活

十分な睡眠時間を確保する。7時間または8時間が理想的です。
自然の中で過ごし自然に触れること。
ヨガ、プラナヤマ、瞑想。
新鮮な食品、オーガニック食品、家庭料理を選ぶこと。
ペット、友達、家族と過ごし楽しい時間をつくる。
愛を惜しみなく他者に与える機会を持つ。





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