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【後天性】"普通の価値観"を共有するのが難しい

小さい頃どう育ったろうか??
すごく裕福な家庭で家政婦さんもいるような大豪邸に住む子
平凡な社宅、マンションに住む子
様々いましたよね。
でもなんとか子供の頃はどんな境遇の方ともうまくみんなで仲良くやれていた気がします。

けど、年を重ねるに連れてどんどん自分と似たような境遇だったり
年収だったり職業の方としか関わらなくなります。
僕はインスタグラム、Facebookの友達を見たときに
バーテンダー、飲食店関係の方しかいないことに衝撃を受けました。

ここが何が問題か
"そこでしか通じない【普通】を作り始めて他人に強要すること"
がだんだんと多くなることです

飲食業界でしか通じないようなルールや言葉
使いやすいから良いものの
入りたての人や、仲間に自然と強要している自分に結構ゾッとしました

今回は僕がずっと悩んでた【普通】という言葉の暴力性と、その対処法について語らせて下さい。
マネジメントの参考になれば幸いです。


■ワード連想ゲーム

リンゴと想像して何を考えるでしょうか??
一旦5秒程考えていただきたいです





思い浮かんだでしょうか??

"赤"
 "フルーツ"
 "最近食べてないなぁ"
 "ニュートン"
 "アダムとイブ"
"イデア論でよく使われる"

どうでしょう??
合いましたか??
一番伺いたいのは"最初に出てきたワードの整合性"です
リンゴの連想で一番最初に"赤"と答える人はどのくらいの割合でいるでしょうか??

正直そんなには高くないです。
なぜなら物理好きだったらニュートンが出てくるでしょうし
聖書を頻繁に読んだりする方でしたらアダムとイブが出やすいですし
哲学好きならそもそもこの質問された時点で"リンゴ"は完全にイデア論のモデルです。

"まぁでもリンゴはリンゴでしょ"

結論としてこう片付けてしまうのは確実に失敗です。
なぜならここで"どれほどの価値観が存在するか"を確認せずに
今の価値観からアップデートしないことが非常に問題になるからです。

この小さなズレを許容できるかで顧客のペルソナの具体化もできるようになります。
今の自分の思考は果たして本当にお金持ちのお客様の思考で生きているのであろうか??
そしてそれを根拠づけるものは何か。
結構考え込むと面白くなってきます。


■価値観を許容できるようになるには人の人生を知ることが大事

他人の思考、価値観を理解するための一番単純な方法は
どんな人生を歩んできたか聞くこと
です。生まれは?両親は?学生時代は?恋愛は??

人の人生の組み合わせは本当に全員違います
普通の学生生活、社会人生活をしていても
メンタル的にポジティブにいたのかネガティブにいたのかでまるで違います。
だからこそ何か趣味が共通したり、好きな映画が一致するとテンションが上がる。

刹那でふと心が巡り合う瞬間があるから人間はその一瞬を頼りに生きていくのだと僕は感じています。


■まとめ

僕はあまり普通という言葉は好きではありません
みんなの中の普通という概念があまりにもずれていますし
大体の場合"普通に考えてわかるでしょ"の "普通"は見下すときにしか使わないからです

だからまずは
相手に普通を押し込めて型にはめるのではなく

引き伸ばして、広げて、
いつかふと巡り合う僕の価値観との奇跡を心待ちにしながら
コミュニケーションをとることが
人間関係の最善策かなと考えました。

繋がった瞬間
自分の価値観は何倍にもなるのだから。



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