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畑にっき2021通信大学生編

最初の文章が思いつかないまま日記を書き始めてしまったのでもうだめだ。
最近のわたしが何をしていたかと言うと、もらい事故的にブルジョアジーな生活をしていた。

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ほれこのように。

私はすっぱいものがあまり得意ではないのでいちごには練乳をかけたい。というより練乳を食べるための口実としていちごを食べている。ショートケーキのいちごは大好きだけれど単品のいちごは一粒食べれば満足なので、あとのいちごは練乳として見ている。ぶつぶつが苦手なひとは急にこわい写真をのせてごめんね。

生活の話をしようと思ってタイトルやらタイトルの画像やらを作って(とりあえず動物たちを配置すればいいかと思って配置しているよ。たぬきと調べるとアライグマばかり出てくるけれど、海外の人はたぬきをアライグマだと思っているのでしかたがない)さて書くぞと思ったが確実にこのようなことをしている場合ではない。

先日通信大学生になった話はしたかと思うが、先日の後日にテキストなどがダンボールに入ってぼーん!とやってきて、とりあえず福沢諭吉先生の自伝に「わー!」と声を上げてテキストを一通りぱらぱらめくってみて「何言ってるかわかんねーな」と思ってその日はダンボールを閉じた。

これは別にテスト勉強しないって言って実はしているやつ的な日本の伝統的な謙遜ではなく、私は自分をめちゃ賢いと人に思わせるために日々努力をして暮らしているために相対的に頭が悪く、つまり絶対的に頭が悪いわけではないが、まぁ何を言っているのか理解するのは時間がかかる程度の知識ではあるのだ。わからないから勉強するのでそれは問題はない。

ともかく本を読むのが大変。慶應通信はテキストをめちゃがんばって読んで参考資料を自力で探してレポートを出して受かったら試験受けて試験も受かったら単位上げるよ! って感じなので、毎日図書館に言っては「さいこー!」ってなって帰ってきている。まだ一本もレポートはあがっていない。

それはいいとして、先日友人に「月の満ち欠けってどういうことがわかります?」と聞かれ「いやわかんないす」と答えたら「私もです」という答えが帰ってきたので一緒に一時間半くらいかけて何も見ずに考えてみた。

なんとなく地球の影になって満ち欠けするのだろうという知識はあったので、近くにあったペットボトルとアルミホイルを丸くしたものを使ってどうにかこうにか月の満ち欠けの謎を解こうと、ああでもない、こうでもない、とぐるぐる動かした。ひとつの問題を解決すると別の問題が浮き上がり、紆余曲折あって「月は回っていなくてこの位置で固定されてるのでは?」とピカーン!とひらめいたのだれど、それだと何かがおかしかった。地球が太陽の周りをまわるのが30日なのか、それとも1年なのか、それが問題だった。結局やはり月は回っていないとおかしいということになったのだが、どうしても地球の影が上手く三日月を作れない場所とか、どうしても夜に月が見えない日が出てしまったりして苦労した。それでもやっと答えにたどりついて、さあ答え合わせをしよう! と思って小学生用の理科のYou Tube見たら展開が早すぎてまじで意味が分からなかったし、そもそも月は地球の影によって満ちたり欠けたりしているのではなかったし、月は地球が太陽の周りを回るのと同じ方向に回っているのではなかった。ものすごい衝撃だった。地球の影で満ち欠け、と月の回る軌道の位置を変えるという発想がなかったのでギリシア人はすごいと思った。

これが学問なんだなぁと思った。

小学生のころの自分にはどんなに頑張っても理解できなかっただろう。問題はそれを理解しようとしていたことだ。大人になって、これだけさまざまな経験をしていてなお、理解するのにこれだけ時間がかかるのだから、頭を打ちでもしない限りあのころの私にはどう頑張っても理解はできなかっただろう。理解せずに暗記をせよ、とあのときの私に言ってあげたい。何かを理解するということは理解を本当の目的としない時にだけ喜びになるのであって、理解するために理解しようとするのはひどく苦しく、そもそも我々が我々の力で理解できることなどほとんど一つもない。それが出来るひとは教科書に名前が乗っている人だ。

そんなこんななので、楽しく学問をしたいなーと思った。大人が自分で考える理科はたのしかった。今から小学生になればもっといい人間になれるので、大人でも小学生から勉強が出来る場所があったらいいのになと思った。

日記か!?!?!?

日記だった。だから大丈夫だった。
通信大学生の進捗のほうはまたいつかあげたいなと思う。さしあたり今は政治学をやっているけど私は国会と内閣の違いを知らないので、結構最初から勉強する必要があり、がんばっている。

玉ねぎの収穫が近いという話を聞いたのは一週間前だった。

では次の休みには玉ねぎを取りに行こう、という話をしてから休みの日が雨ばかりで私は玉ねぎがその間に化け物のように大きくなってしまったらどうしようと不安だった。大きい野菜はこわい。

そのまた一週間前に家にまたねずみが出て、そのねずみが最短でねずみ取りにかかったので私は嬉しかったのだが、死んだねずみを回収するのにMPが0になってしまい、そこから1とか2くらいしか増えていないので、生活には注意が必要だった。ねずみは剥製のように死んでいて、剥製だと思いこむことにしたがそもそも剥製が好きではないので意味がなかった。

さて畑だ。

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外にでるとすでに自転車が玉ねぎを取るようの自転車に変わっていた。これに玉ねぎをいれるのだな、と思いながら中2の時に部活の仲間と初めて入った古着屋で買ったド空色のジャージのチャックがしまらなくて三分くらい悲しかった。その前日「明日は玉ねぎをとりにくのだ」という楽しい気持ちで寝たのに、私は太ももにウシガエルがはりついて、なんとか剥がしたけれど太ももにウシガエルの跡がついてしまって、銭湯にいくたび「タトゥーはお断りしています」と言われて「いいえこれはウシガエルがはりついた跡なのです」と言い続ける悪夢を見ていたため、大変に具合が悪かった。

晴れていて空はジャージと同じ色をしていた。

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畑の全景を取るのを忘れた。これは何かの木に張り付いている藤らしい。藤といえば紫ばかりを思い出すが、白い藤もあるのだ。紫のほうがいい。

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玉ねぎ。

玉ねぎがこんな風にくたっとなったら収穫時期らしい。私はよその畑でこのような状態の玉ねぎを見る度に嵐に負けてしまったのだな、と親近感のようなものを抱いていたが、これが正規の道らしい。遠目でみるとそうでもないように思ったが、近くでみるとめちゃくちゃ多かった。

玉ねぎをどうやって抜くが知っていますか?

普通に抜く。ひっつかんで抜くと抜ける。抜けた先に玉ねぎがついている。ものすごく抜ける。抜いた先には玉ねぎがついている。8本くらい抜いたところで飽きてしまった。

飽きる、というのは悲しいのであまり使いたくないのだけれども、でもやっぱり飽きてしまう。飽きるという言葉はいやなので、なにか他に代用の出来る言葉があればご一報ください。ともかく私は農作業に向いていない。ガーデニングにも向いていない。あつまれどうぶつの森は10日で飽きてしまった(ねずみが住人として私の島に入ってきたのが許せなくてもうやめてしまった)でも土を触るのは大変に楽しい。でも私は股関節が悪いのであまり長くは座っていられない。足が痛い。玉ねぎはいつまでも土に植わっている。

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これだけ抜いて。

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まだ半分以上残っている。

玉ねぎは玉ねぎの匂いがするので、とても玉ねぎだった。玉ねぎゾーンにはたくさんカエルがおり、掘り返した土の中から灰色のでっかいバッタが出てきたけどもうたぶん危篤だった。畑の中にはたくさん生き物が生きていて死んでいてやはり私には向いていないけれど土を触るのは楽しい。土の匂いも優しい。

疲れたので休憩をした。

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何らかの花。

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ねぎぼうず。

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ふかふか牛ふん。
やわらかく おだやかに!!

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向かいの家の小道の奥に赤い花が見えた。

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アップにしたら写メみたいな画素数になった。

休憩をしたので残りの玉ねぎを引っこ抜いた。玉ねぎは玉ねぎの匂いがするので、最後には私の体から玉ねぎの匂いがしていた。この匂いのせいで犬に噛まれたら悲しいなと思ったけれど、犬を飼っていないし帰り道に犬もいなかったのでやっぱり悲しかった。

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玉ねぎは抜くだけではだめで、上の紐? なんていうんですかこれは葉ですか? 学術的なことはわかりませんが上の部分を切ったりなどしなくてはならないのでそれが大変でした。それはもう別に土とか関係ないのでただの作業。生き物を切り刻む作業。でも根っこを着るのはジョリっていって楽しいので、サイコパスと我々との間に生理的な差異などなにもないのだなと思った。みんな楽しいからやってるだけだ。

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ふと気がつくとさっきまで風にぽんぽん揺れていたねぎぼうずが断罪されていた。隣の畑の邪魔になるから伐採されたのだ。

この後にまた玉ねぎどうしを紐でくくる作業があるのだが、驚くべきことに私はその日遅番だったので、とりあえずすべての玉ねぎを持って帰った。

前かごと後ろかごにぱんぱんに詰め込まれた玉ねぎは人間二人分くらいの重みがあり、三人乗りしたときってこんな感じだったなと思い出しながら、でも相手は玉ねぎなので適宜降りてくれたりはせず、めちゃくちゃこわかった。

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日に干されたるたまねぎ。

バイトへ行くためにすぐ風呂に入ったのだが、やはり全身から玉ねぎの匂いがする気がして、怨霊かもしれぬ、と思ったけれど電車に乗ったら消えたので地縛霊だったのかもしれない。

なにはともあれ、日の当たる場所で作業をするのはとても心身によい気がした。昔は私も寒さより明るさを疎ましく思うたちだったが、今ではただただ寒さだけが怖い。疎ましさにかまけている暇がなくなってしまったことは人間としてよいことなのかもしれないが、やはり寂しくは思う。

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新しいキーボード買った話はしましたっけ? 今したからいいか。生活の質が一気に十段階くらい上がった。なぜ今までキーボードにお金をかけなかったのだろう。こんなに文字を打つのに。格段に違う。今これ一気に書いたけどぜんぜん疲れないもの。

日記ついでに書くけど今日はバレー部のエースと久しぶりに会って、車でペットショップに行ってなんとかいう先輩に挨拶をして、ラブラドール・レトリーバーの黒い子が寝ているのをいつまでもじっと眺め、腹が減ったのでちょっとした遠出をして鎌倉に行って、でも道がめちゃくちゃ混んでいて、それとは特に関係なく芸能人、誰が彼氏だったらイケメン認定されるか(ex山崎賢人は実際には一般人にもいるのではないか? 新田真剣佑は絶対にいない)という話をひさしぶりにして、今期のドラマの何がいいかという話をして、佐々木蔵之介の名前が思い出せず、道を犬が通るたびに「犬」「犬だ」という会話をして、後ろにパトカーがいるのを疎ましがって、名前も顔も知らない人の下関係の話を聞いて、白日を歌ったが声が出なかった。久しぶりに車に乗ったので楽しかった。いつまでも中2の時の思い出話ばかりをしている。戻りたい戻りたい、と言いながら目的地についてアップルパイを買ってとんぼ返りした。帰りの道は空いていた。

レポートがまだ一本もあがっておらず、焦っているが、今日はとても頭に何も詰め込めないので、眠ろうと思う。日記だ。

それではまた、何かあってもなくてもお目にかかります!見直しをしていないので誤字があるでしょう。

あるか分かりませんが、サポートがあったら私はお菓子を食べたいと思います!ラムネとブルボンが好きです! あと紅茶!