4.なぜ実践・英対話道場と名付けた? 英会話教室と何が違うの?
私が「実践・英対話道場」と名付けた理由は、英会話教室とは異なるアプローチを提供するためです。英会話教室は、一般的に先生の指示に従って授業を受け、学んだことを覚えることに主眼が置かれますが、我々の道場では、英語に対する心、技、体を強化する場を提供します。
私の経験から言えば、日本人の英会対話力が弱い原因は主に3つあります。
1つ目は、学んだことを実際に使う場がないこと。(体)
2つ目は、日本と英語圏の文化や言葉の作りが異なるため、心理的な障壁が
存在すること。(心)
3つ目は、単語や表現法を知らないことがあります。(技)
従って、英語に対する「心、技、体」を鍛える場が不足していることが問題なのです。道場という言葉を選んだのは、運動には基本的な技術を学んだ後にそれを出し合う稽古があり、英対話にもそれが必要だからです。例えば、柔道では乱取り、剣道では互角稽古(試合形式)があります。英語も同様に、体を動かす運動であり、実際に使う機会がなければ上達しません。
ゴルフだってテニスだってそうでしょう。Know Howの教本を読んで打てる気になっても、また練習場で少々打てても、実際にコースやコートに出て競技してみると、全然通用しないでしょ。
従って、道場とした理由は、弱い3大要因(心技体)を強化する目的だからです。
この道場の対象者は、英語は喋れるが・・・
● 対話(雑談・伝達・会議)で苦労した経験のある英会話中級以上
● 英語を普段使う環境にない人で、実力維持と向上を目指す人
● グローバル化した世界で堂々と誇り高く生き抜きたい人
英語上達法「心、技、体」については、後日改めて詳しく書きます。
エピソード1)
英語圏の人とテニスをした時、彼らの稽古を見てたらスウィングもでたらめだし、楽勝を思って試合したら、負けた。彼らは日本のようにフォームから入るのではなくて、実戦から入る、力で押し切る、負けた! 我々はワーミングアップに時間をかけ、彼らは直ぐに試合したがる。 この点も英語上達の「心、技、体」のヒントとなるのでは?