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18. 日本人がまだ気づいていない恐怖:その①トコロテン
トコロテンは、上から押し出されるもの、すなわち、上から自動的に下に押しやられる状況を表す隠れた言葉です。
まず、この絵を見てください。
![](https://assets.st-note.com/img/1721199547927-ngcyb3dUNp.jpg?width=1200)
相撲界の序列表を見ると、上位を外国人が占めています。実力の世界だから仕方ありません。彼らが体力に優れ、強いからです。全てが国際化されつつある時代、黙って見守るしかありません。
大学生に「君の競争相手は誰?」と聞くと、以下のような答えが多いです。同じ学部の同級生や競合校の学生を想像します。ここに知らぬものの怖さ、悲劇が潜んでいます。彼らの本当の競争相手を理解していないからです。
彼らの本当の競争相手は:
1.バイリンガル、トライリンガル、それ以上の他国言語を自由に操り、それぞれの大学で高等教育を受けてきた日系2世・3世たちです。彼らのことを「ハーフ」と呼んでいますが、彼らにとっては不満の残る呼び名です。彼らは「トリプル」と呼んでくれと言っています。なぜなら、日本語だけの日本人と比べると3倍近い力を持っているからです。あなたが経営者ならどちらを選びますか?同じ学力であれば、多言語を操れ、海外事情にも精通した2世、3世の方を高額で雇い入れるのではないでしょうか?
2.次に競合相手となるのが、教育もしっかり受け、多言語力に優れた日本語も操れる日本通の外国人です。これらの人々も経営者にとって魅力的ですよね。
3.単純労働者として入ってきたアジア人の子孫たちです。彼らは日本に住み、日本語を覚え、日本の教育・文化・習慣にも馴染み、英語も話せ、高等教育を受けています。アメリカにおける日系人の平均所得が白人平均所得と比べてかなり高い事実がこれを物語っています。
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いかがでしょうか?
このまま島国根性だけで生きてきた日本語だけの日本人の若者がスーパーマンでない限り、グローバル化された社会では、相撲界のように上層部の美味しい部分は全て外国の人々に取られ、低層へトコロテンのように押し出される姿は容易に想像できます。
現在は幸いにも、円安、給料も安く、働く魅力のない日本ですから、それらの強力な者たちが世界から襲来しません。
良かったですね、賃金の安い国で。
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