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2023/06/18 日記

おつかれさまです。海苑の時間です。

・一日バイトだった。7:38のバスに乗った。家に着くのは19:2xだった。たくさん踊った。子育てのおいしい部分だけをつまみ食いしているような気分で働いた。

・昨日の聖書学の先生との会話について書き起こしていたものを添付する。

・「先生、『ここは今から倫理です』って読みましたか?」「ああ、あれはね、最初だけ観てやめました」

・「えっとあの作品って、一話の構成が、さまざまなバックボーンを抱えた生徒に高柳先生がいかに干渉するのか・それともあえてしないのかを、その話の冒頭の授業のシーンに登場する哲学者の発言なんかと照らし合わせながら追っていくかたちになっているじゃないですか。そのですね、一章?というのかな。高校なので生徒が一年間で代替わりしちゃうんですけど、作中初代の生徒たちが卒業する前、最後の授業についてを描いた回だけは違って。授業内で、『どうして人を殺してはいけないか』について話し合わせるんですよ。高柳先生は一切ノータッチで、生徒たちだけで『自分が殺されたら嫌だからじゃない?』『じゃあ自分が殺されてもいい人は殺していいってことになるのか』って」

・「そして最後に、答えがあるとかないとか出るとか出ないかとかには無関係に、今ここで、何がよいのか悪いのかについて誠実に意見を交わし合うこの空間こそが、私が教えてきた一年間よりもずっと『倫理』だよ、みたいな。そういう感じでまとまるんですね」
「そうですね。そう。命題だけを与える。私もそこに引っかかったんだよな。あの授業って『哲学史』であって『哲学』ではなかったから、それに違和感を覚えてやめたんだった気がします」
「はい。そう、でもわたし、高柳先生がそうやって言ったから、こうしてわざわざ補講の時間を取っていただいているときに無関係の話をしてしまうことが全然気にならなくて。気になった社会問題について意見を交換するだけでも哲学であり倫理ならば、これも勉強だな、って思うから」

・人を殺してはいけない理由をわたしたちが説明できない理由を教わった。明日あたりの日記に気が向いたら書くので、考えてみてください。

おやすみなさい。

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