ミドルマネジャーにとって、インサイト発見には「仮説あり」質問から「仮説なし」質問がカギになる?!

noteでは文章を書くのに慣れるまではつれづれなるままに書いていこうと思っている。まずは継続すること!

最近、会社で会議を運営していて思うのだが、いかにオープンクエッションを行えるかが重要になってきていると思う。特に部署内や部署間でのミーティング時に有効です。

もちろんこれまでもやってきてはいたが、デザイン思考的なポストイット使った発散から収束のプロセスを学んだことで、よりその価値や進め方に慣れてきたような気がします。

オープンクエッションとは何か?
ちなみにオープンクエッションがどんなものかというと、たとえば、(ある程度議論が進む中で)「今回◯◯を新たに追加していくにあたって、業務オペレーションの面からみるとどのあたりに懸念がありそう、とかありますか?」や、(会議の始まりで)「まず今回のアジェンダはどうしましょうか?◯◯と△△は話したいですよね。その他に議題としたいことはありますか?」といったような質問です。

もちろん、表題にあるようなまったくの【仮説なし】の質問はキツいかもしれません。ただ、ファシリテーションをする側として、【あたかもつくられたもの・決められたものではない】かのように会議やその場を組み立てていくのが重要かと思っています。

ダイジなことは【論点出し
これは参加者意識を高めるというような効果もありますが、一番ダイジなポイントは【論点出し】にあります。

なぜかというと、いま私の組織は変革期にあります。これまでのやり方を整理し、課題を挙げて、手を打っていくことや、これまでやって来なかった新しいケースややり方に対して、どのように適応していくかを組み立てていく時期です。

すると、これまで組織が組織化されて機能していればいるほど、適応する際に挙げられる視点も偏ってしまうことが多いのです。本来は全体を見られるような立場の人がいればよかったのかもしれませんが、それができないほど分業がうまく行き過ぎていたと。

なので、できるだけ早い段階で、参加メンバーの集合知を引き出す仕掛けが必要になります。それがオープンクエッションです。

ファシリテーターに求められること
ちなみに、ファシリテーターで重要なことは、どんなにすべてを習得することがむずかしくとも、その対象となり得るプロセス全体に精通することと最後の画を思い描いておくことが重要です。

できる限りプロセス全体に精通すること
その理由は次に挙げることですが、まず一点目のなぜプロセス全体に精通する必要があるか、というと、「人はあまりにも日常の業務にまで習得してしまったことに関しては、言語化するのがむずかしい」ということです。俗にいう「水や空気になってしまった」状態です。なので、異分野のあなたが、できる限り、ふとした疑問に対して流さず、意識し、メモし、心にとどめ、まとめておくことがダイジです。(おそらく、長く従事している人ほどアイデアが出ないことが多いのかな、と。慣れきってしまうのでこれは人間としての特性として仕方ないかと🤔)

画を描いておくこと
そして、二点目の画を描いておくことですが、ビジョンといっても良いです。画の無い人にファシリテーションはできないのではないかな、と思います。なぜなら、導く方向がないことになるため促進する方向がなくなってしまうのです。ただし、いまの現状の課題を解決する画でなくてもいいので、少なくともこの場が終わったときにどのような感情にメンバーがなっていたいかや、どこまで現状把握ができているとよいか、などは意識しておくようにしましょう。

とはいえ、次の画をみておくのはダイジだとやはり思うのが今日この頃です。というのも、会社、特に社内は未開拓フィールドに対してはビジョンの取り合いです。特に政治的な権力奪取や大衆誘導や、他部署のGM同士が気を遣って大人な対応がときに求められると思います。

手を動かして次の画を探しつづける
そこで重要なことは、そんな課題ファーストではないやり取りの中で、課題を先延ばしするような打ち手を打たないようにすることです。それには薄ぼんやりとしててもいいので、明確な画があり、それを常日頃から模索しておくことが必要です。そのために、自分の資源の一部を投資に回すことをオススメします。Googleなどでは「20%ルール」などといいますが、自分の労働時間も20%、仮説の検証を行えるような方向に時間を使うと良いです。そうすることで、画が少しずつカタチづくられてきますので。

と自分の最近感じた仕事の仕方をメモしておきます。

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