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キャンセルカルチャー

今日木下優樹菜さんが引退されたというニュースを見て、今まで手付かずだったのですが、思うところがあったので初めて投稿してみようと思います。

木下さんはタピオカ店騒動があり一時的に活動自粛、今年7月に入って芸能活動を再開するとの発表がありましたが、一転し引退を発表されました。

正直地上波の番組は全く見ないし木下さんのことは特別好きでもきらいでもなかったのですが、今回のニュースでは非常に残念に思いました。あまり詳しく調べてもいないし見ず知らずの人間から分析される木下さんも気の毒ですが、きっと芸能活動再開発表時の世間の反応からこういった判断を下されたのではないのでしょうか。

今回の件だけに関わらず、ゴシップニュースが一度出るとSNS上で色々と意見が飛びかわりますが、正直いちいちコメントしてなんの意味があるのかと思います。

こういった芸能人の行動ひとつひとつに対し、人々が揚げ足を取り芸能界から追い出すように世論を盛り上げていくことを巷ではキャンセル・カルチャーと言いますが、本当は誰にも不当に誰かを批判する権利なんてないですよね。

いや、もちろん意見をいう権利は誰にでもあるし、なにを言うかなんて個人の自由です。そもそも人様から批判されるような落ち度がその人にあるからみんなこぞって叩くんでしょうけど、日本語で上手い言葉が見つかりませんが、結局はit's none of your businessなんですよね。

人間なんて一度や二度、それ以上に過ちを犯す生き物なのに、社会が許容してあげなくてどうするんですかね。私は自分に落ち度があったときに許されない社会なんて絶対嫌です。私たちがいちいち人の行動を裁かなくていい。

私はみんながみんなに優しい社会で生きていたいのです。きっとそういう風に考えている人は多いと信じています。

But we all fail, Diane. The world is unforgiving enough as it is. The least we could do is find ways to forgive each other and ourselves. -Stefani (Bojack Horseman S5:E12)
誰でも失敗するわ。世間は厳しすぎる。私たちが最低限できることはお互いを許し合うことよ。

世の中が少しでも優しい世界になるために、私にできることはなんだろうと考えると、結局私はセレブリティでもインフルエンサーでもないので、自分の家族や仲間内のような狭いコミュニティ内でしか影響を与えられないちっぽけな存在ということにいつも気付きます。悲しい。

けれど、いつも人に優しくされたときに心が躍ったりほっこりした気持ちになり、自分も誰かに優しくなりたくなることを考えると優しさって伝染していくものだよなとつくづく思います。

少なくとも自分の周りにいてくれる人には生きやすい世の中で過ごして欲しいので、自分と関わってくれている人には優しく接することができるように心がけていく所存です。

最後に、みんなそれぞれ毎日を懸命に生きていることを考えさせられる動画です。今日も皆さんお疲れ様でした。


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