見出し画像

EL COCO LOCO をスタートして

EL COCO LOCO (エル ココ ロコ)の創作をスタートしてから、14年が経とうとしています。その間に、お買い求めいただいたお客様や出会いにとても感謝しています。コロナ禍の中、ブログのような形で記していこうと思いスタートしてみました。お時間がありましたら覗いてみて下さい。

リーマンショックや東日本大震災などがあり、現在はコロナウイルスと...いろいろな事が急に起こりますが、緊急事態宣言などを受け、以前より空いた時間に溜まっていた本を読んだり、映画を観て作品のアイデアを模索したり、なるべく心地良い気を作品に投影してお客様に届ける事ができるように自身の気持ちをコントロールしています。

そんな中、2021年3月1日 107歳で亡くなられた篠田桃紅さんの本を読ませていただきました。私は現在42歳ですが、107歳というと想像もつきません。人が生まれて死んでいくことはいくら考えてもわかることではありませんが、100歳を越えると高いところから自分を俯瞰している感覚で生きながらにして、片足はあの世にあるように感じていらしたようです。戦時も経験された篠田桃紅さんは、人はまぎれも無く自然物で、風を止めることもできない、雨を降らせることもできない、天地自然に対して無力です。自然の一部として生まれてきただけ、人生は、道端で休みたいと思えば休めばいいし、脇見をしたければ脇見をすればいい、自然の成り行きに身を任せる方が性に合っていたようで、そう気楽に考え過ごされたようです。 

100歳を過ぎると、人は次第に「無」に近づいていると感じ、作品を描き始めると、一切何も思わなくなられたようです。それは、筆が勝手に描いているという感覚で、なにかを表現したい、想像したい、造形を創りたい、といった意識はどこにも無く無意識のうちに、自然にできあがっていたそうです。私は、まだこの世の様々な万物に刺激を受けながら創作しています。篠田桃紅さんのように無意識に創作をすることが来るのだろうか...。

また、この本の内容で「絵には題名が無いほうがいい。作品名があると、見る側がそれに左右されてしまう。作家に会うと情が写り、批評ができない。」という批評家の見解を本に記されている事も面白いと思いました。


EL COCO LOCO Shopping      

EL COCO LOCO instagram I

EL COCO LOCO instagram II

EL COCO LOCO WORKS

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?