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コラム1:プイィフュッセは馬の風味

わたしの敬愛する山本博先生の著書の中に、興味深いエピソードがある。

ブルゴーニュの南端マコンに、この地方を代表するプイィフュッセの畑がある。その畑の中に、途中まではなだらかなだが、それが途中で切断されたような絶壁になっている奇妙な丘があるらしい。

ソリュトレの丘と言われているなのだが、この丘の下に推定10万頭以上の馬の骨が、埋まっているということである。石器時代の人達が馬の群れを追い込んで狩りをした跡らしいのだが、地元の人達はこの骨がワインに独得の風味を与えていると信じているようだ。

確かにプイィフュッセは独特の風味を持ってはいるが・・・。
アレは馬の風味なのか・・・。      
これからプイィフュッセを飲む時には馬の顔が出てくるかもしれない。


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