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横領常習の役員が牛耳る序列重視の抜け殻会社から脱しようと心に決めて、不動産会社を開業す…

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横領常習の役員が牛耳る序列重視の抜け殻会社から脱しようと心に決めて、不動産会社を開業するために夜間学校に通いながら宅建を学び宅建試験合格。そして50歳を気に会社を設立した男の備忘録。

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  • 脱サラ50男が未経験で不動産屋を立ち上げてみる

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開業数ヶ月の未経験不動産仲介屋って、毎日何やってんの?

仲間内からよく聞かれる。 「不動産業」というだけで、なんとなく金がある、勝手に金が入ってくるイメージがあるようだ。・・・はっきり言うが”未経験”不動産仲介屋にそんなものあるわけない。余裕もない。時間もない。やることたくさん、、、なのに金がない。そして嫌でも毎回やってくる月末の恐怖だ。本当に怖い。 では、この底辺不動産屋が一日何をやっているか、、、 朝6:00頃、目が覚める。会社は10時から。しかし開業してから不安でこの時間に目が覚めるようになってしまった。二度寝しように

    • 困ったお客は時間を使う。

      仲介業をやっていて、家賃レベルで客層が分かれる。賃料があるレベル以上の方々は至って普通。話もスムーズ。内見も楽しい。しかしその逆、安価物件のお客はなかなかの「こだわり」強い人も見受けられる。 うちでは安価なプランを別サイトを設けて集客している。 通常の流れでは、メールや電話でのやりとり→内見→書類送付→重説→契約→引き渡しで、早い時は1週間~10日で終了する。だが低価格希望の方はそうはいかない。 先日、そのサイトからある女性の問い合わせが来た。引っ越しまで時間がない、お金も

      • 不動産会社開業時において、経験者と未経験者の大きな差。

        不動産仲介業において何が大変かというと、それは広告費と人件費。 ここに成約数(収益)を加え、それらのバランスが合えば黒字になるが、その実、これらを合わせるのが素人不動産屋には至難。むちゃくちゃ難しい。 人を雇えば成約が増えるか?広告を増やせば売上があがるのか?・・・共に否である。いくら人がいても扱う物件に魅力がなければ人はこない。広告も同じだ。 逆に言えば、良い物件を扱えれば人件費と広告費は最小限で黒字になれる。しかしその良質な物件を独占して扱うことができればの話しであっ

        • 担当直入に言う。未経験で不動産会社開業はやめたほうがいい。

          こういうのもなんだが、私はとても恵まれている。こんな恵まれた奴、なかなか居ないんじゃないのかというほど環境が整っていた。 まず私生活。 バツイチ花の独身者なので、月に数万円の生活費は収めてはいたが、収入のほとんどは自分へ投資できる。 次に資金。 25年努めた会社の退職期は驚くほど少額であったが、その退職金と副業で得たお金と貯蓄に加え、内縁者が飲食店経営者であったので協力金を得ることができたこともあって、一人開業にしては潤沢な資金になった。 さらにスタッフ。 副業で、ネッ

        開業数ヶ月の未経験不動産仲介屋って、毎日何やってんの?

        • 困ったお客は時間を使う。

        • 不動産会社開業時において、経験者と未経験者の大きな差。

        • 担当直入に言う。未経験で不動産会社開業はやめたほうがいい。

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        • 脱サラ50男が未経験で不動産屋を立ち上げてみる
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        記事

          不動産未経験で一人開業は簡単だって?

          開業するとき、ネットを調べると必ず出てくる「未経験独立開業系ユーチューバー」、そして「不動産会社は格安で開業できます」というワード。 はっきりきっぱり言って、この2つは真に受けるべきではない。 まず「不動産未経験開業ユーチューバー」。 彼らに実績は不明だ。だがいかにも業界を熟知しているような言い回しで語るので、聞いていて為になる”気がする”。 「SUUMOなどのポータルは無駄」「不動産会社のあいさつ回りは不要」「客はホームページだけでも来る」などなど常識の真逆を語る。 実際

          不動産未経験で一人開業は簡単だって?

          脱サラ50男が未経験で不動産会社を立ち上げる|試験後

          宅建試験は毎年10月第2週目の日曜日に開催される。全国一斉だ。 コロナ対策とのことで受験日が10月と12月の2つに分けられたが、、、、果たしてこれがコロナ対策の意味をなしてるのか?というのも、受験者を分けたことで会場を小さくしたが、その御蔭で通常時と変わらないほど混雑してる。これはコロナ拡散場所を2つに増やしただけだろう、、、なぜ日本はこういう無意味が好きなのだろうか。 宅建試験後の過ごし方について、合格発表まで待つという人が少なからずしるが、これはすぐに答え合わせをした

          脱サラ50男が未経験で不動産会社を立ち上げる|試験後

          脱サラ50男が未経験で不動産会社を立ち上げる。

          プロローグ 2021年8月、ついに会社をやめた。いや、やっと辞めることができた。27年ほど勤務させてもらったが、残念ながら寂しさや後悔など微塵もないことに我ながら驚いた。 若い頃は絶望的に頭が悪く、素行も生活も最悪だった。まともな職にはつかず、パチンコ店やガソリンスタンドでアルバイト。金と暇があればスロットに興じ、夜になれば朝まで酒を飲み、タバコと体臭にまみれた汚い部屋で、何の目的もなくただただ金と時間を浪費する毎日。学校へも行ったり行かなかったりの流浪の生活で、あの時の

          脱サラ50男が未経験で不動産会社を立ち上げる。