新たな関係に気付く

「ナナメの関係」って聞いたことある?

縦でもなく、横でもなくナナメ。誰のことだろうってなりません?

つまり、身の回りにいる人のことしか考えていないから、パッと浮かばないんだと思う。家族、友達、恋人、先生、上司・・。

この時、世界はこんなに広いのに、私はこんなに「狭い世界」で生きてたんだって改めて思った。

もちろん、普段から一緒にいる人とは、話しやすいし、気を使わなくて済むし、「何でも」相談することができるから、怖がらず、「安心安全」な会話ができる。相手のことを傷つけたくないから、評価しようとも思わないし、責めたりもしない。要するに「関係性」を壊したくない、安全な場所を保つための行動を取っている。でも、それって何でも話し合える関係なのかなあ。自分に取って本気で向き合える存在であり、真面目な話ができる相手なのかなあ。考えさせられる。

そこで私は今村亮さんに「ナナメの関係」について初めて教わった。 自分と他人・STRANGERがナナメの関係であること。ちょうど良い距離間を保ち、評価されるわけでもなく、話を受け止めてくれる存在。安心して、何でも話せる相手であり、その人といる空間が安全な場所に変わる。そいう関係性ってなんかいいよね。そう思わない?

でも、誰しもが新しい世界に飛び込んで、見知らぬ人と出会う時にすぐ仲良くなりたいとは思わない。人それぞれマインドセットが違うからだ。

この時、「初めまして」の人と話す時、あなたは何を考えてる?

これからも関係を続けたい、よっ友のままでいい、この先会わないから何言っても大丈夫だろうって思いながら会話してる?

そういう人は、すぐに「mindset」を変えるべきだと思う。一言で言うと勿体無い。私は常に「この人と出会ったのも何かの縁だから、大事にしよ」って思う。私とは違う人生を歩んで、違う考えを持っているんだろうなって予測する。

日本人と関わりが少なかった私だからこそ、様々な人と出会いたいって思うんだろうけど。それでも、stranger から生まれる関係性は本当に大事。

こんなことを語ってる私には、縦や横との関係以外に、ナナメの関係の人っていたっけ?振り返ってみると、誰も頭に浮かんでこない。人に関心がないのかな、それとも友達が少ないのかなって思ったりもするけど、そうじゃなかった。私は「閉ざされた世界」で生きていただけだ。

中、高インターナショナルな世界で育ったけど、正に半径1メートルにいた人たちとの関係しかなかった。先生とは距離を置いていて、上下関係もないから違う学年の子とも関わりはなかった。今思うと、世界を開くチャンスはいくらでもあったのに、越境や社会に出る機会を自分で作らなかったから「ナナメの関係性」が生まれなかったんだろうなって少し後悔している。

だからこそ、今の高校生には今村さんの話を是非聞いて欲しいと思った。「カタリ場」に参加して、色んな人と出会って、刺激を受けて欲しい。特に、進路で悩んでる人、部活で辛い思いをしてる人や、弱みを抱えている学生は沢山いると思うから。狭い世界にいると横並び意識が高くなって、自信も個性も失う、意思決定もできなくなって選択肢が減る。

普段、友達や家族に話せないようなことを誰かに聞いて欲しい時って絶対にあると思うの。

そういう時に「ナナメの関係」を作っておくと、人生easyかもね。

学生時代に出会う人たちって、社会人の時に出会う人と全く違うから、今のうちに人脈を広げて、沢山の人の話を聞いて、色んな人生の歩み方があることに気づいて欲しい。これは高校生だけじゃなくて、大学生にも伝えたいけど。

環境を変えることで、集まる人も変わる。普段の自分を知らないからこそ、話せる話題って沢山ある。違うコミュニティーにいることによって、真面目な話ができて、自分の違う一面を発見できる。想定外な会話が生まれ、新たな発想が生まれる。なんかコミュニケーションって面白いね。話す相手によって色んな効果をもたらす。

高校の時に作れなかった「カタリ場」を、大学生になってから作る機会が増えて、時間を取り戻してる感じがする。一回一回大事にしたい。

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