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あくまで一個人の生理のはなし

生理の話をします。
苦手な方はブラウザバッグお願いします。

ちなみに、第三者(変質者)からの性的消費には繋がらない内容なのでそのあたりは心配無用です。まっ、こんな事書くのも野暮ですのでさっそく。


一回の生理にかかるおおよその出費

今回”買った分は”¥1,260でした。

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<内訳>
・前半の昼用ナプキン
・後半の昼用ナプキン
・後半の夜用ナプキン
・有色の袋×2枚

よくある「多い日・少ない日」と記載しなかったのは、これによって変なシュミレーション値が一人歩きしているような気がするから。

ナプキンにはサイズと羽の有無、そして「多い日/ふつうの日/少ない日(←最近あんまり見ない)」用があります。しかもそれぞれに昼用と夜用がある。
でも、その通りに使っているとは限らないのである!!!!むしろそうじゃない人の方が多い気もする。

わたしは出血量が少なくなる後半数日の昼のみ「ふつうの日の昼用」を使いますが、それ以外はすべて多い日用を使います。そう、出血量の少ない後半でも、夜は多い日用。少ない日用に関してはいつだって使いません。

生理を理解しようと努めてくださっている方が、#生理の貧困 に絡めてよく算出するのが

・多い日の昼用
・多い日の夜用
・少ない日の昼用
・少ない日の夜用

という内訳の計算なので、それ結構違いますよってなるのである。

話を戻します。
今回は、前半の夜用がおうちにあった前回の余りで足りそうだったので買いませんでした。
また、痛み止めを使用しますがこれもまだストックがあるので大丈夫。
つまり”使った分の額=一回の生理にかかる費用”はもう少々高いというわけです。

で、皆さんもう一つ気になってる部分があると思います。

そう、袋代。
これはれっきとした”生理にかかる費用”です。(わたしの場合)

マイバッグ使えばええやん?・・・のんのん。

使用済みの生理用品は捨てる際に中身の見えない袋が必ず必要になってきます。サイズ感も大事。他の買い物ではなかなか手に入らない、小さめで透けない濃い色味の袋。

なので上記の買い物をした際も、Sサイズの有色袋を2枚買い、商品自体はマイバッグに入れて持って帰ってきているのです。
おもしろいのが、こういう買い方をする時女性の店員さんはなんとも無く進みますが、男性の店員さん(特にドラッグストア以外のお店)は戸惑っていたり、「Sサイズだと入りきらないですが…よろしいですか?」と聞かれたりする。

わたしは上記のように、都度レジでついで買いしますが、専用で紙袋などを購入している人もいると思います。
(部屋のゴミ箱にかける袋を、コンビニのもので済ませているか、専用の袋をストックしているかの違いですね。)

てなわけで、袋も生理にかかる費用なわけです。

また、低用量ピルの薬や診察代(大体1ヶ月で¥3,000くらい)、他のサニタリー用品代、PMS軽減のための特殊な食費、…などなど挙げればキリがなく、かなりかかる人もいるのだけど、個人的にはこうして色んな可能性を書き連ねるほど、心ない人から”アピール”だと嘲笑されたり、折角理解しよう、歩み寄ろうとしてくれた方にとってのハードルを上げてしまうように思います。

それに連ねて、最近の生理理解促進の世の動きについて思うことを続けたいと思います。

「生理を理解しよう」の動きにちょっとモヤる

最近、生理の話はよくされるようになりました。世の中の関心も高いです。
#生理の貧困 というワードが広まったり、生理痛の痛さ・辛さをわかりやすくしたイラストがバズったり、PMS・PMDDも最近は男の人でも知っている人が多い。

それは喜ばしいことなのだけど、個人的にはなんだか「〜〜〜〜〜ということなので生理中の人にはやさしくしましょう」と、ある種の圧力として広まっている感じがしてしまってモヤる。

たとえば、YouTubeのカップルチャンネルを中心に、他多くのチャンネルでも、「生理系ドッキリ」の動画が非常に多い。

・彼女が生理痛で苦しんでいたら彼氏はどうする!?
・生理痛で苦しむ女性メンバーにおつかいを頼まれたら!?
・経血でシーツを汚されてしまったら!?

この類の動画で、「神対応」以外を見たことがない。
もう、生理に対してぞんざいな扱いをすると石を投げられることが明白な世の中になったのだと感じます。

なので、こういうものを観ると生理がコンテンツとして消費され、再生数や好感度を上げるための道具扱いされている気分になってなんだかいや〜な気持ちになってしまうのです。(今書きながらやっと言語化できた。ずっとモヤモヤしてた。)

あと、「生理痛を男性に例えると〇〇〇〇〇のような痛み」という表現もあまり好きじゃない。男性が女性特有の痛みが体感的に理解できないのと同じように、女性だって男性特有の痛み分からないのに…と思う。
睾丸を蹴られたり絞られたり握られたりする痛みを知らないのになんでそれ同等と言えるの?そういったものが広まってしまうと、それ以外の、事実に即した発信もすべてお気持ち表明と受け取られかねないと思うわけです。

わたしが話したい(聞きたい)生理のリアル

良くも悪くも生理への理解がある程度広まった今の世の中で、じゃあわたしはどういった生理への理解促進ならモヤらないのか。何を話したいのか。

それは、ほんと女性同士でもあんまり話したことないよねなんてレベルの生活感ありすぎる生理の話がしたい。

お風呂上がりパンツ履くまでの戦いどうしてる問題

とか。

(思春期のころ)
ポーチ持ってトイレ行く時点で生理バレする(→男子から嫌な絡みされる)からどう持っていけばいいか問題

とか。

生理ってそんなスパッと終わらんよね!?最後の微妙期どうカウントしてる!?

とか。

サニタリーショーツと羽の位置合わない問題とか音姫無いトイレでガサガサ音させるの恥ずかしい問題とかサニタリーBOX開けた時中見えるのちょっと嫌だ問題とかそもそも手動タイプなくなって欲しい問題とか身体冷やしちゃいけないけど暑い時どうすべき問題とか...etc

そういった、即物的というか機能的というか…な話をしていきたいし、その結果便利なメカニズムやシステムが生まれる方がいいな。

「トラブルに対して女は共感を、男は解決を求める」なんてよく言うように、男性へ寄り添いという意味での協力を求めることはだいぶ進んでいるので、そろそろ解決という意味での協力を求めていきたいなと思う。

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