今週の新聞[2022.4.23-4.29]
来日を機に、NZのアーダーン首相のインタビュー記事が掲載されていた。以前から何となく感じてはいたものの、とても家庭的な、親しみを感じる政治家だということをあらためて実感させてくれる記事だった。
「私の優先順位は、首相になっても変わらない。特に女性だと、指導者が他人にやさしくしたり共感したりすると『弱い』と言われるのはおかしい。」(朝日新聞2022.4.23. p.1,7)
記事に添えられている写真はホームドラマのワンシーンのような生活感のあるものばかり。群衆に囲まれる中、笑顔で自撮りする様子。イスラム礼拝所を訪れた時、居合わせた女性の話を真剣に聞き入る様子。まだ乳児とおぼしきのご自身のお嬢さんを抱っこする首相とその様子を見守るご主人の3人が映し出される写真。
その姿はマクロな視点で国家の成長だとか繁栄だとかを優先するよりも、ミクロな視点で生活に笑顔をもたらすことの大切さを、行動で示しているように見えました。いままでお父さんのような政治家しか見たことないけれど、お母さんのような政治家もいてしかるべきで、そしてこれが女性の社会進出の効能かな、と記事を読んで、ふと思いました。
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