2020年9月9日今日の一枚

東京オリンピックをひかえた日本では、つぎつぎとマラソンや大会が延期や中止となっていくなか、海外では観客を制限しながら、陸上競技がほぼ再開しはじめた。ダイヤモンドリーグが中止や延期となったかわりに、今年から新設された新たなカテゴリー、コンチネンタルツアーゴールドがその穴を埋めるかのように、クオリティーの高いレースを開催しつづけている。世界中のトップアスリートもヨーロッパを転戦しはじめた。主催者側も選手の移動も含めた感染対策が引き継がれているかのように共有され、海外のレースを中継でみる限りでは、いつもどおりに世界の陸上競技を楽しめるようになった。ただ、現在、日本そのものが閉じているので、日本人アスリートがこの流れに乗れないのが、少々残念でもある。明らかに今シーズン、調子がよい桐生祥秀選手、1500m、5000mでは現在国内では無敵であろう田中希実選手あたりが、こういったレースに出たらどんな結果が出るだろう。

昨日はチェコでGolden Spike in Ostravaが行われた。

World Athletics | How to follow the Golden Spike Continental Tour Gold meeting in Ostrava| News

テレビ・配信放映がない国はYoutubeで観ることができる。WAが放映権を管理しているからこそ、こういうことができる。日本では陸上がマイナーであるがゆえ、Youtubeで無料で楽しめる。東京オリンピックには、これらの選手がやってくるわけだから、もうちょっと盛り上がってもよいかとは思うのだけれども。

She's back in business👊

European best for @dafneschippers over 150m.

📺:https://t.co/9ZboPEQsNM pic.twitter.com/zwWdoXClyA

— Continental Tour Gold (@ContiTourGold) September 8, 2020

1500mも5000mも見どころも好記録もたくさん出たのだけれども、個人的には女子150mでのダフネ・シパーズ（オランダ）の復活が見どころであった。150mという変則的な距離ではあるけど、ヨーロッパレコードを更新。

今日の一枚はドーハ世界陸上のスタジアム脇でのもの。

北京世界陸上で100mで銀、200mで金をとったのを観てから、ずっとファンである。あのときの世界陸上はボルトとファラーとシパーズがすごかった。

スタジアムに入ろうとすると、シパーズがスタジアム脇でインタビューをうけている。どうやら怪我でこのあとのレースを欠場するらしい。

このときから、一年が経ち、トップコンディションにまで戻してきた。こういうことが普通にうれしい。