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2020年8月22日今日の一枚

新国立競技場にいる。ゴールデングランプリ陸上にさきがけて行われている小中学生を対象としたライジングスター陸上が行われているからだ。新国立競技場に来るのははじめてのことで、搬入口のようなゲートで体温チェックをうけ、スタジアムに入って記者席へ案内された。いろいろすったもんだがあったおかけで、新国立競技場へのイメージはかならずしも、グットイメージがあったわけではないのだけれども(自分がそう思っていたひとり)バックヤードを抜け、スタジアムのゲートをくぐると、その気持ちは一気に晴れた。

「無印良品みたいなスタジアム」と心の中で思っていてスマヌ。まず、当然のことなんだが、スタンドがでかい。横浜もでかいけど、上層階の角度が高く、いい意味で圧縮感があるのだ。パリ・サンジェルマンのホームグラウンド、パルク・デ・プランスのよう。

そして、日本のスタジアム多くのスタジアムの音響設備が「アナウンス」のためにできているもので、どうしても音がしょぼいというか、悪いというか、聞こえづらいというか、とにかくいいとこなしなのだが、ここは違う。どこにいても、同じタイミングでいい音が流れる。今回のゴールデングランプリ、無観客であるがゆえに、入場料収入もないから基本的に予算は緊縮傾向にある。当然、会場PAも特別なものは用意されていないが、新国立の付帯設備の音響だけで、十分音がいい。これにグラウンドレベルからのスピーカーとウーハーを組み合わせたら海外のスタジアムとも遜色のない「劇場型スタジアム」となるはずだ。いやもう、日本選手権も関カレも全カレもここにフィックスしてほしい。ここで競技ができることに選手は喜びを感じるはずだ。たぶん、今、目の前を走っている関東近郊の小中高生は一生の思い出となるだろう。

今日の一枚は新国立の抜けの空。真夏の東京でオリンピックを心配する声もあっただろう。現在の気温は35℃。いま観ているかぎり、スタジアムはすごく快適です。

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