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2024 *平山郁夫美術館*しおまち商店街

〜2024年の回顧録〜

2024年正月、瀬戸田にある平山郁夫美術館へ。

正月から開館してくれてるのは有難い。
昨年の正月にも訪問したし、もはや初詣感覚‥。

↓和風建築の落ち着く館内。庭園も素敵。

↓エントランスロビーには、
平山郁夫氏の画業の転機となった「仏教伝来」が飾られている。三蔵法師・玄奘(げんじょう)の求法の旅を題材とした作品。

↓展示室へ続く通路沿いにある
ティーラウンジ「オアシス」
こじんまりとした上品なカフェスペース。

↓展示室へ。

被爆体験や平和への祈りがのちのシルクロード連作へと繋がれていった、その画業の軌跡や、平山郁夫氏が実際に歩いた仏教伝来の道を展示を通して巡っていく。

↓昨年はなかったスーパークローン文化財。
世界遺産 敦煌莫高窟(とんこうばっこうくつ)第57窟を再現した展示物。
平山郁夫氏と敦煌の縁は深く、かつて氏が日中の両政府に働きかけ私財を投じ建設に尽力した施設があるのだとか(敦煌石窟文化財保護研究センター)

↓詳細な調査を行い、最先端のデジタル技術と伝統的なアナログ技術を駆使し、絵具や基底材などの成分・質感、筆のタッチまで忠実に再現。

↓古来より中国と西域をつなぐシルクロードの中心だった敦煌。この第57窟は、唐時代の初期に造られたものらしい。本尊の如来像と壁画が華やかで、法隆寺金堂壁画との共通性も指摘されているとか。

↓両壁側は浄土の情景を描いたものらしく、小さな仏様たちがビッシリと。

↓ここまで細密に表現できる技術って凄い。
ちなみに、本物の第57窟は、文化遺産の劣化を懸念し、現在は一般非公開とされているとか。再現とはいえ貴重な窟内を観られて感動。

↓こちらは、かつて焼損した法隆寺金堂壁画の再現模写事業に携わった時の模写。
平山郁夫氏はこの模写を通じ、日本の仏教美術がインド・中央アジア・中国からの影響を受けていることを実感。その源流を辿りたい‥その思いがシルクロードの旅に繋がっていった。

↓奥にある広い展示室へ。
大作が多くて見応えあり。

↓「群畜穹閭」(ぐんちくきゅうりょ)
シリア・アレッポの家畜市場を描いた作品。 
群衆と家畜の群れ、騒音と熱気、羊料理から漂う特有の臭気など‥生気に満ちた中東の家畜市場を再現。シルクロード取材の旅で各地を訪れた平山郁夫氏ならではの作品。

↓「流水間断無(奥入瀬渓流)」
(りゅうすいかんだんなし)
被曝による後遺症や創作上の不振が重なった時期の平山氏に「生きる喜びを心から教えてくれた」奥入瀬渓流。この時の体験をもとに、仏法を求め過酷な旅を乗り越えた三蔵法師の姿に我が身を重ね「仏教伝来」を描き上げた。

エントランスロビーに展示されていた「仏教伝来」は、平山郁夫氏にとって画業の転機になった渾身の作品だ。仏教という一生涯のテーマを自分の中に見出したことで画家としての方向性が定まった。前途に希望を抱いた氏はやがて被爆症も克服。平成21年(2009年)に永眠されたが、その直前まで描き続けたという‥。

↓帰り、ミュージアムショップに寄りポーチを購入。船などの帆に使われる厚手の綿織物で作られているそうだ。しっかりして丈夫そう。
NPO法人工房尾道帆布様の製品とかで、
HPから通販ページも見れる。ご興味のある方は是非。

↓美術館を出た後は、近くにあるちどりさんへ。
有名な瀬戸田のお食事処。

↓レモン鍋セットとレモンサワーを注文。
鮹飯がついてとても美味しかった。
後で知ったのだが、一番人気は鮹天丼卵とじという丼メニューとか。来年はそれにしよう笑

↓食後は、しおまち商店街を散歩。
レモンな感じのポスト発見。

↓自販機では、レモン塩、レモンカレー、柑橘類が売られている!

↓瀬戸田観光案内所の前には柑橘オブジェ。

↓物産店では可愛いカフェスペースも。

↓これは何か分からないけど
唐突にレモンのオブジェ‥笑

↓色々なお店を見てまわりながら、海で一息。
商店街の有名店でテイクアウトしたコロッケを頬張りながら束の間の海を楽しむ‥
(食べすぎw)

しおまち商店街、古き良き街並みが残る商店街で
名物店もたくさんある。
こちらのサイトで詳しく紹介されてるので、
是非ご参考に。
お土産には勿論、名物レモンケーキを購入‥笑

また来年の正月も瀬戸田で👋






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